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伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 6月29日版

市況
2025年6月29日 13時26分

日経平均は週明け後に高値を確認して、下降を開始する公算

1. 日経平均は年足陰線ならば、6月までに年間高値をつける

図1は、1990年から2024年までの期間で「 日経平均株価の年足が陽線引けした年の最高値、最安値をつけた月」、「年足が陰線引けした年の最高値、最安値をつけた月」を示しています。

35年間で年足が陽線引けした年が20回、陰線引けした年が15回あります。

年足が陽線引けした年は、1月に年間の最安値をつけた回数が6回と多くなっています。1月から4月までの期間の合計では13回となっています。年間の最高値をつける時期は12月が8回、11月と12月の合計で11回となり、年初に年間の最安値をつけて、年末に高値を更新する展開になっていることがわかります。

年足が陰線引けした年は、15回中7回、年間の最高値を1月、2月につけています。10月から12月の期間に10回、年間の最安値をつける展開となっています。弱気の展開になる場合、年初に最高値をつけた後、年末まで下げの流れを作る傾向のあることがわかります。

当たり前のことですが、年間を通じた価格の強さ、弱さには理由があります。

目先的に急激に上昇、下降する動きがあっても、結果として全体の方向に収束していくからこそ、前述した傾向が表れるわけです。

あらためて図1の年間が陰線引けした年の最高値をつけた月を見ると、年間が陰線引けした15回中14回は、6月までに年間の最高値をつけています。年の後半まで上昇し続けて、突然急落して、年間が陰線引けするような展開にはなっていません。

1度だけ、2018年が年間陰線で、10月に最高値をつけています。後づけですが、この年は個人的に納得できる理由があります(書くと長くなるので省略します)。しかし、その理由は、本年にあてはまりません。

過去の経験則に従うなら、7月以降に年間の最高値を更新する年は、年足が陽線引けして、年末に上値を試す動きへ入りやすいと推測することができます。

図1 日経平均株価の年間の最高値、最安値の時期

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