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【クラファン】大手VC出資 自律走行農作業ロボ開発&農薬散布代行のレグミン、7月12日募集開始

経済
2025年7月11日 11時30分

「自律走行型農作業ロボット」の開発などを手掛ける株式会社レグミン(埼玉県深谷市)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは7月12日10時開始を予定しています。

・ 新株予約権型
・ 目標募集額:1632万円、上限募集額:9996万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 類似上場企業:グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]、Terra Drone <278A> [東証G]、ジェノバ <5570> [東証G]、キーウェアソリューションズ <3799> [東証S]、OATアグリオ <4979> [東証S]

初心者も正確な農薬散布が可能

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

レグミンの野毛慶弘代表は大学を卒業後、静岡銀行に入行し、法人営業として基幹店舗に勤務。退職後は九州・四国などの農地を巡り、経営と作業両面で、農業の課題を現場で体感してきました。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は自律走行型農作業ロボットを開発するとともに、これを活用した農作業代行サービス「マクミン」を展開。現在は農作業の中でも専門性が高い農薬散布を代行しています。

高度な自動運転技術を搭載したロボットはLiDAR(レーザー光を対象物に照射し、その反射光等の観測により、対象物との距離を計測する技術)を用いて畝(うね)を検出し、畝の間を正確に走行可能。「走行位置の誤差は約1~2センチと高精度を実現しています」(同社)。

タブレット操作により、農業初心者でも正確な散布が可能で、これらの技術は米国、欧州を含む国内外で複数の特許を取得しています。

現在はネギ専用モデルを展開しており、キャベツやブロッコリーにも対応可能な新モデルを開発中で、今後、対象を広げていく計画です。

また、クボタ <6326> [東証P]が主導する農業学習施設プロジェクト「KUBOTA AGRI FRONT」にも参画しており、アスパラガスのハウス栽培で自律走行型ロボットを活用した自動防除を行うなど、屋内栽培での有用性も実証しています。

「マクミン」は農業法人から多数の引き合いがあり、今期よりFC(フランチャイズ)モデルを本格化。FC加盟先は主にプロパンガス会社で、その理由は「同業界の閑散期と農薬散布の繁忙期が重なり、運搬用トラックがあるため、少ない初期投資で収益化できるからです」(同社)。

中長期的には、エダマメやショウガなど対象作物をさらに拡充し、農薬散布に限らず播種(種を植える)や収穫、加工など作業範囲の拡張や収穫予測データビジネス、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国への展開などを進めて非連続の成長を実現し、IPOを目指す計画です。

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・FC加盟先獲得に向けた営業リソース

・農作業を代行する人のユーザビリティ向上

【解決方法】

・自社が有する農業法人ネットワークから顧客を紹介

・オペレーション機能の拡充や研修の強化

品質管理の要「農薬散布」がボトルネックに

日本の農業は個人経営から法人経営への移行が加速し直近、農業法人は3万社超に。一方で、農地の大規模化と作業分業が進む中で、品質管理の要である「農薬散布」は経営者や熟練者が自ら対応するケースが大半で、経営のボトルネックになっていると同社は見ています。

農薬散布は重いホースを引っ張りながら長時間歩くことと、作物ごとに農薬の希釈倍率が異なるため、散布量を調整するノウハウも必要であり、「作業精度が作物の品質低下や全量廃棄、行政への報告義務などのリスクを招きます」(同社)。

また、薬剤吸入の健康被害、農薬取締法改正への適合確認、防除履歴管理などの事務負荷も大きく、経営者のリソースを圧迫しているそうです。

「散布業務は『品質管理』『法令対応』『健康リスク』という点でも経営インパクトが大きく、現場は『外部に任せても品質・安全を担保できる散布インフラ』を求めている状況だと考えています」(同社)

事業内容・特徴・ビジネスモデル

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(出典:FUNDINNO)

同社は自律走行型農薬散布ロボットと散布管理アプリを一体化した「マクミン」を提供しており、農薬散布を外注したい農業法人や農家向けにBPOサービスを展開しています。

「マクミン」はタブレット操作で初心者でも簡単に散布作業を受託できる機能を実装。散布量を簡単に調整でき、均一な仕上がりを実現するなどハード/ソフトウェアともにユーザビリティを追求しています。

2022年のサービス開始以降、農薬散布面積は今期、約480ヘクタールを見込んでおり、年平均成長率は約290%。現在も多くの引き合いがあり、LPガス会社などへのFC展開を進めており、「地域エネルギー企業のネットワークと遊休トラック・人材を活用することで全国へサービスを拡大していきたいと考えています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

同社は自社の強みとして、ハード(自律走行型散布ロボット)とソフト(散布管理クラウド)を自社で垂直統合開発し、パッケージ化している点を挙げています。

「ドローンや自動運転でも注目されているLiDARによる正確な農地のマッピングとGPS(全地球方位システム)による測位を組み合わせて、自動運転用のマップを作成し、高精度な走行を実現しています」(同社)

ソフトウェアについては直感的なタブレット操作と、散布量補正や稼働管理が高精度に完結し、短時間の研修で誰でも散布作業を受託できるため、FC加盟のハードルが低いそうです。

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(出典:FUNDINNO)

同社はプロパンガス会社など異業種のパートナーを中心にFC展開を推進しています。

FCモデルの収益源は、①ロボット本体および散布備品の販売収入②初期研修・年間保守料③散布面積に連動するロイヤルティ――の3本柱で構成。特に③は粗利率が高く、FCが拡大すればするほど継続収益が積み上がるモデルとして、持続的な成長に貢献します。

2029年IPOを計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

株主構成

同社は以下のVCおよび事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています(一部抜粋)。

・インキュベイトファンド株式会社

・kemuri ventures株式会社

・PE&HR株式会社

・株式会社ぶぎんキャピタル

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]

・Terra Drone <278A> [東証G]

・ジェノバ <5570> [東証G]

・キーウェアソリューションズ <3799> [東証S]

・OATアグリオ <4979> [東証S]

発行者・募集情報

■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社レグミン

埼玉県深谷市上柴町西七丁目16番地16

資本金:52,555,000円(2025年6月4日現在)

発行済株式総数:2,715株(同)

発行可能株式総数:16,000株

設立日:2018年5月18日

決算日:12月31日

※2025年6月30日を効力発生日として、資本金が20,075,000円増加するE種優先株式55株の発行をしており、登記申請準備中。登記完了後の資本金は72,630,000円、発行済株式総数は2,770株となる。

■本新株予約権の発行者の代表者

代表取締役 野毛慶弘

代表取締役 成勢卓裕

■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)

9,996個

■本新株予約権の払込金額

1個当たり 10,000円

■投資金額のコース及び個数

120,000円コース(12個)

240,000円コース(24個)

360,000円コース(36個)

480,000円コース(48個)

960,000円コース(96個)

1,200,000円コース(120個)

2,400,000円コース(240個)

3,600,000円コース(360個)

4,800,000円コース(480個)

9,960,000円コース(996個)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、480,000円コース(48個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,960,000円コース(996個)を上限とする。

■申込期間

2025年7月12日~7月23日

■目標募集額

16,320,000円(上限募集額 99,960,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。

■払込期日

2025年8月18日

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,632万円を以下の目的に充てる予定。

仕入費用 630万円

人件費 642万円

手数料 359万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額8,364万円(目標募集額1,632万円と上限募集額9,996万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

人件費 2,000万円

仕入費用 2,500万円

開発費 2,023万円

手数料 1,840万円

■連絡先

株式会社レグミン

電話番号:048-501-5910

メールアドレス:finance@legmin.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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