【クラファン・優待】栽培期間1/4を実現　"高麗人参"植物工場展開のＹＤ－Ｐｌａｎｔｓ、7月24日募集開始

高麗人参の植物工場事業を展開する株式会社ＹＤ－Ｐｌａｎｔｓ（横浜市西区）が、株式投資型クラウドファンディング（普通株式型）による出資を募集します。申し込みは7月24日19時30分開始を予定しています。

1/4の栽培期間で同等の健康成分量を実現

（出典：FUNDINNO）

ＹＤ－Ｐｌａｎｔｓの山下大地代表は、黒田精工 <7726> [東証Ｓ]でセールスエンジニアとして機械の設計から保守まで幅広く経験し、その後、船井総合研究所でコンサルタントとしてマーケティング支援に携わってきました。

代表の父・山下一昭氏は、三菱電機 <6503> [東証Ｐ]時代から10年以上かけて、葉物野菜の植物工場ビジネスに従事。退職後はビジネス仲間と高麗人参の一貫した栽培技術を確立し、その研究成果を事業化したのがＹＤ－Ｐｌａｎｔｓです。

（出典：FUNDINNO）

同社は、高麗人参の培養から栽培を一貫して行う植物工場事業を展開しています。

高麗人参は健康成分「ジンセノサイド」を豊富に含む薬用植物で、漢方やサプリメント、エナジードリンクなど幅広い用途に使用。通常の自然栽培では同成分の含有量を高めるために4～6年を要しますが、同社は独自の植物工場技術により、同等の成分量を維持しながら栽培期間を約1/4に短縮し、農薬も不使用としています。

現在は栃木県内の工場で栽培をしており、今年9月に初収穫を行う予定。自社ブランドのサプリメントやお茶として製品化する計画で、初回収穫分は百貨店などで全量を販売するといいます。健康食品メーカーへのOEM供給では、有名ヘルスケア関連企業など複数の企業と商談を進めています。

「弊社は厳密に環境制御された植物工場により、高速かつ安定した供給量を実現することで、国内の供給不足の解決や東南アジアなど海外への進出を目指します。市場拡大をけん引するリーディングカンパニーとして、人々の心身の健康をサポートすることが使命であると考えています」（同社）

（出典：FUNDINNO）

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・高麗人参の国内供給量の絶対的な不足による市場の拡大抑制

・自社の栽培量の安定化及び拡大

【解決方法】

・工場新設により栽培面積を約5倍に拡張し、国内供給量の増加に貢献

品質管理が難しく、栽培農家が激減

同社によると、高麗人参の主要成分「ジンセノサイド」は、滋養強壮や免疫機能の活性化、ストレス軽減などの効果から、世界中で健康維持のために活用されている一方で、国内では、最盛期（1980年ごろ）から、栽培農家は約99％、栽培面積は約95％減少。「衰退の最大の要因として、高麗人参の品質コントロールが格段に難しい点があります」（同社）。

栽培に4～6年かかるリスクのほか、土壌中の栄養バランスの関係で同じ土壌で連続して栽培することができず（連作障害）、また、四季の気温変動と水はけの良い土地という厳しい栽培条件も必要だといいます。「さらに、若者の農業離れによりノウハウの継承も止まり、国内生産は先細る一方です」（同社）。

現在、中国・韓国からの輸入に依存し、自給率は約1％に過ぎず、輸入品にはサプリメントで残留農薬の検出事例もあり、地政学リスクも無視できないそうです。「弊社は、この課題を植物工場技術により解決し、質の高い国産高麗人参の安定供給を目指します」（同社）。

事業内容・特徴・ビジネスモデル

（出典：FUNDINNO）

同社は、高麗人参と最先端の植物工場技術を組み合わせることで、まずは国内の供給課題を解決し、将来的には世界の需要に応えていきたい考えです。

同社は、植物工場ならではの完全環境制御により、温度や湿度、光量、CO2濃度など複数のパラメーターを最適化。スマート技術を駆使し、24時間365日、光合成が可能な環境を実現しています。「成長段階に合わせて環境を調整し、通常は6年かかる品質に約1年半で到達できます」（同社）。

また、密閉型植物工場により、農薬不使用での栽培を実現しているほか、ジンセノサイドの含有量も自然栽培と同等レベルを維持。「昨年10月に栽培サイクルを本格化し、今年9月に収穫を予定しています」（同社）。

（出典：FUNDINNO）

同社は苗の培養から栽培、収穫までを一貫して管理できる体制により、徹底した品質管理を実現。ランニングコストが高い植物工場でも苗の調達コストを抑制し、高収益化を図ることができます。「高麗人参自体が高単価でもあるため、高い粗利率を計画しています」（同社）。

自社の強みとしては、輸入品では難しい品質の安定性や国産・農薬不使用であることによる安心感を挙げています。「今後も事業を通じてノウハウを蓄積し、栽培が難しい高麗人参分野で技術的優位性を確立していきたいと考えています」（同社）。

（出典：FUNDINNO）

ビジネスモデルとしては、自社栽培・販売による高付加価値化と安定供給力を強みに、2つの収益体制を計画しています。

①直接販売

収穫した高麗人参を加工（製造は委託）してサプリメントやお茶として製品化し、40代以上の健康志向の男女をターゲットにジンセノサイド含有量が高い高単価商品を展開する計画です。販売は店頭・ECを予定しており、将来的には、サブスクリプションモデルでの定期購入も検討しています。

②OEM生産

国内に約60社ある高麗人参サプリメーカーへの原料供給を計画しています。安定供給を求めるメーカーの需要に応えられる見込みであり、現在、有名ヘルスケア関連企業など複数の企業と商談を進めています。

将来はIPOを計画

（出典：FUNDINNO）

類似上場企業（業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業）

・ジェイフロンティア <2934> [東証Ｇ]

・ＡＦＣ－ＨＤアムスライフサイエンス <2927> [東証Ｓ]

・ティーライフ <3172> [東証Ｓ]

・森下仁丹 <4524> [東証Ｓ]

・アルマード <4932> [東証Ｓ]

株主優待

【基準日】

毎年9月末日

【優待内容】

全員：オンライン工場見学ツアー（四半期に1度開催） ※初回は12月を予定

30株以上保有：代表が案内する現地での工場見学ツアー（年に1度まで）

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールで開催日時や申し込み方法の案内をする。

・申し込み時の氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して利用の確認をする。

【注意事項】

・優待内容は今期（2026年4月期）の内容。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社ＹＤ－Ｐｌａｎｔｓ

横浜市西区北幸二丁目10番48号 むつみビル3階

資本金：1,000,000円（2025年6月19日現在）

発行済株式総数：100株（同）

発行可能株式総数：100株

設立日：2024年5月2日

決算日：4月30日

※2025年7月15日を効力発生日として、1株を100株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は10,000株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役　山下大地

■募集株式の種類及び数（上限）

普通株式　3,000株

■募集株式の払込金額

1株当たり　10,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,050万円を以下の目的に充てる予定。

工場レンタル費　300万円

製剤費　200万円

人件費　124万円

仕入費　195万円

手数料　231万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額1,950万円（目標募集額1,050万円と上限募集額3,000万円との差額）を以下の目的に充てる予定。

設備費　850万円

工場レンタル費　386万円

仕入費　285万円

手数料　429万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース（10株）

200,000円コース（20株）

300,000円コース（30株）

400,000円コース（40株）

500,000円コース（50株）

1,000,000円コース（100株）

2,000,000円コース（200株）

3,000,000円コース（300株）

4,000,000円コース（400株）

5,000,000円コース（500株）

10,000,000円コース（1,000株）

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース（50株）までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース（1,000株）を上限とする。

■申込期間

2025年7月24日～8月6日

■目標募集額

10,500,000円（上限募集額　30,000,000円）

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は24,000,000円とする。

■払込期日

2025年8月29日

■連絡先

株式会社ＹＤ－Ｐｌａｎｔｓ

電話番号：090-9339-8147

メールアドレス：info-yd@ydplants.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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