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ゴールドウイン:OUTPERFORM継続【今村証券アナリストレポート】

材料
2026年2月16日 17時46分

担当 近藤 浩之

●ゴールドウイン<8111>[東証P]

レーティング: OUTPERFORM(2025/11/11)→ OUTPERFORM

◆「ザ・ノース・フェイス」等のスポーツ・アウトドアアパレルメーカー

◆12月に暖冬・日中対立の影響を受ける

◆粗利益率改善と「ゴールドウイン」ブランド拡販は順調

【タイトル】

(注)2025年10月1日付で株式1株につき3株の株式分割を実施しており、22/3期~26/3期のEPS・1株配、25/3期のBPS・CFPSは22/3期期首に分割が行われたと仮定して算定。

出所:ゴールドウイン、ブルームバーグ、今村証券

◆「ザ・ノース・フェイス」等のスポーツ・アウトドアアパレルメーカー

前期(2025年3月期)売上高の約4分の3を占める「ザ・ノース・フェイス」は、日本における商標権を持ち、トップアスリートを対象にするなど専門性を備えた「パフォーマンス」で培った技術を、市場規模が大きい「ライフスタイル」、ブランド価値を高めた「ファッション」へと展開し、成長を果たした(資料1、出所:統合報告書)。現在はこの成功モデルをオリジナルブランドの「ゴールドウイン」へ波及させる取り組みを推進中だ。

【タイトル】

◆12月に暖冬・日中対立の影響を受ける

12月、売上高が弱含んだ(資料2、出所:決算説明資料)。11月までは会社予想に沿って推移していたが、12月は日中対立に伴う中国大陸からのインバウンド(訪日外国人)需要減速、暖冬に伴うダウンの販売減少がみられた。これにより、今期(2026年3月期)第3四半期累計期間の営業利益は前年同期比10%増、第3四半期会計期間(10-12月)では同横ばいと、第2四半期累計期間の同33%増から伸びが鈍った(資料3、出所:決算説明資料)。

1月以降も中国大陸からのインバウンド需要の落ち込みは続く。一方で、近年は厳冬期が後ろ倒しになり、1-2月にダウンが売れ、第4四半期会計期間(1-3月)の増収率が高くなる傾向がある。今期もアウトレット業態の直営店も活用して販売拡大につなげる。春物商品の販売は前倒しで進め、持分法適用関連会社が展開する韓国の「ザ・ノース・フェイス」で人気がある商材を輸入して販売することも検討している。インバウンド向けでは、台湾・韓国・タイを中心にしたアジア(中国大陸・香港を除く)が今期第3四半期累計期間において3割近く伸びており、更なる拡大を図る。

経常利益、純利益については、持分法による投資利益の減少が押し下げた。韓国の持分法適用関連会社が増収ながら為替変動、コスト上昇が響いて減益になったことが要因だ。

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(注) 26年1-3月は26.3期売上高会社予想を基に今村証券算出

【タイトル】

◆粗利益率改善と「ゴールドウイン」ブランド拡販は順調

好材料はある。まずは、粗利益率の改善だ。調達原価の抑制、価格改定が寄与し、今期第3四半期累計期間は53.5%(前年同期比+1.5ポイント)、第3四半期会計期間は56.2%(同+1.5ポイント)だった。第4四半期会計期間がセール期であることを考慮しても、今期は会社予想(52.7%(前期比+0.6ポイント))を上回りそうだ。来期(2027年3月期)も粗利益率を意識した経営を続ける方針だ。

注力中の「ゴールドウイン」ブランドは「非常に好調」と会社は説明し、今期会社予想64億円(前期比+45%)、来期目標100億円・黒字転換に向けて順調に進んでいる模様だ(資料4、出所:決算説明資料)。第3四半期末で15店舗を持ち、内8店舗を展開する中国では、地域毎に異なる文化や気候に対応して売上を増やし、日中対立の影響も受けていない。来期以降は主要都市で2号店を出店し、ブランド認知度を高める。また今年1月には欧州2号店(ロンドン)に出店した。2月に韓国1号店(ソウル)、4月に米国2号店(ニューヨーク)の出店を予定し、グローバル展開を加速する。

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◆投資判断は「OUTPERFORM」継続

今期業績は前回(昨年11月)今村証券予想(売上高1415億円、営業利益275億円、純利益265億円)から下方修正する。とはいえ、今期も来期も堅実な成長が可能だろう。今期予想は売上高1380億円(前期比+4.3%)、営業利益259億円(同+18.2%)、純利益247億円(同+1.0%)とする。来期は売上高1470億円(今期今村証券予想比+6.5%)、営業利益280億円(同+8.1%)、純利益270億円(同+9.3%)を予想し、16期連続の増配、自己株式の取得も見込める。投資判断は「OUTPERFORM」を継続する。

【レーティングの定義】
OUTPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超上回ると予想される。
NEUTRAL:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンの+10%と-10%の間に入ると予想される。
UNDERPERFORM:今後12カ月間のトータルリターンがTOPIXの予想リターンを10%超下回ると予想される。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は12カ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。

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今村証券株式会社
  金融商品取引業者 北陸財務局長(金商) 第3号
  加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
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今村証券より提供されたレポートを掲載しています。

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