東京株式(大引け)=104円安、米株高で一時2万4000円乗せも後場崩れる

市況
2018年1月18日 15時52分

18日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均は寄り付きに2万4000円台に乗せたが、寄り後は上値が重く、後場中ごろから売り優勢に傾いた。

大引けの日経平均株価は前日比104円97銭安の2万3763円37銭と続落。東証1部の売買高概算は18億2075万株、売買代金概算は3兆5901億3000万円。値上がり銘柄数は371、対して値下がり銘柄数は1625、変わらずは68銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方はリスク選好ムードにあったが、買い一巡後は利益確定の動きが顕在化して下値を探る動きに変わった。前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要指数が揃って最高値更新、為替も1ドル=111円台前半の円安に振れたことで、取引開始時は輸出株中心に追い風が意識された。寄り付きに26年2カ月ぶりとなる2万4000円台に乗せたが、目先達成感からの売りがかさみ、前引け時点で2万3000円台に逆戻り。後場はいったん2万4000円台に乗せたものの再び軟化、2時過ぎから手仕舞い売りが加速し一気にマイナス圏に沈んだ。値下がり銘柄数は1600を超えた。業種別には銀行や保険など金融株が軟調で、輸出セクターでは自動車が軟調だったものの半導体関連が買われ全体相場の支え役となった。売買代金は3兆円を上回った。

個別では、ファナック<6954>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押され、トヨタ自動車<7203>など自動車株も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、NTT<9432>も軟調。エスケイジャパン<7608>、モリテック スチール<5986>が大幅安、リコー<7752>も急落。東海カーボン<5301>、IDOM<7599>などの下げも目立った。

半面、任天堂<7974>が大商いで高く、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が上昇、日本電産<6594>、ブリヂストン<5108>も買われた。ヨコオ<6800>がストップ高、北の達人コーポレーション<2930>、THEグローバル社<3271>なども大幅高。東京個別指導学院<4745>、TOWA<6315>も値を飛ばした。ホシデン<6804>、薬王堂<3385>も買い優勢だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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