話題株ピックアップ【夕刊】(1):アエリア、そーせい、昭電工

注目
2018年1月23日 15時15分

■レーサム <8890>  1,709円  +132 円 (+8.4%)  本日終値

レーサム<8890>が大幅反発し昨年来高値を更新。22日の取引終了後、海外の不良債権業務および企業再生業務などを行う子会社を設立したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。子会社グローバル・インベストメントは、海外を含めてグループの強みを生かせる投資機会を捉えるために、その活動主体として設立したという。なお、18年3月期業績への影響は軽微としている。

■アエリア <3758>  2,171円  +166 円 (+8.3%)  本日終値

アエリア<3758>が後場一段高。同社はきょう、子会社のエイタロウソフトが人気テレビアニメ「幽☆遊☆白書」を題材としたスマートフォン向け新作ゲームを、モブキャスト<3664>と共同開発中であると発表した。このゲームは、キャラクター育成型アクションRPGで、他のユーザーと共闘できるマルチプレーを搭載予定。本来IP(キャラクターなどの知的財産)が持つ世界観や魅力を表現し、IPを使用するだけの近年の作品とは差別化を図っているとしており、期待材料となったようだ。

■そーせいグループ <4565>  12,050円  +800 円 (+7.1%)  本日終値

そーせいグループ<4565>が続伸。ドイツ証券は22日、同社株の投資評価を「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は1万6050円に設定した。同社の英国子会社、Heptaresは、薬物設計でStaR技術という強みを持つ点などを評価。18年には第2相臨床試験段階の資産がゼロから4つに増え、開発パイプラインが前進することなどを予想。これは同社の技術の有効性をさらに証明し、より規模の大きな投資運用会社の関心を引くとみている。

■ライク <2462>  2,393円  +148 円 (+6.6%)  本日終値

ライク<2462>が4連騰。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が22日の取引終了後に関東財務局に提出した大量保有報告書で、保有割合が9.48%から10.81%へ上昇したことが判明。これを受けて、需給思惑から買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は1月16日となっている。また、ライクは22日の取引終了後、関西学院大学をはじめとする大学生や高校生が中核となってシステム開発を行うスカイワード(兵庫県西宮市)へ500万円出資すると発表しており、これを好材料視する向きもあるようだ。

■昭和電工 <4004>  5,340円  +260 円 (+5.1%)  本日終値

昭和電工<4004>が反発。22日の取引終了後、複合材料用原料樹脂の販売価格を2月1日出荷分から値上げすると発表しており、採算改善につながるとの期待から買われたようだ。不飽和ポリエステル樹脂(商標名「リゴラック」)を1キログラム当たり25円、ビニルエステル樹脂(同「リポキシ」)を同45円それぞれ引き上げるという。ナフサなどの原燃料価格が高水準で推移し、ベンゼンおよびその誘導品の価格も急騰が続いており、この影響を受けて、スチレンモノマーをはじめとした不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂の原材料価格の上昇が相次いでいるのに対応する。

■ラオックス <8202>  638円  +31 円 (+5.1%)  本日終値

ラオックス<8202>が後場一段高。同社はきょう、訪日観光客のモバイル決済ニーズに対応することを目的に、SUNING PAYを15店舗に導入すると発表。利便性向上による売り上げ増などが期待されているようだ。SUNING PAYは、同社の親会社である中国の蘇寧雲商集団が運営する決済サービスで、17年の年間決済額は7000億元(約10兆5000億円)、ユーザー数は約1億3000万人。同社はSUNING PAYの導入により、顧客の利便性を高めるだけでなく、蘇寧雲商のサービスユーザーとのシナジーを図るほか、SUNING PAYの海外展開の足掛かりとなることを期待している。

■アドベンチャー <6030>  14,880円  +680 円 (+4.8%)  本日終値

アドベンチャー<6030>が続伸。22日の取引終了後、商品券やギフト券のリユース専門ショップを展開するコスミック流通産業(横浜市西区)およびコスミックGCシステム(同)の全株式を取得し、子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。コスミック流通産業およびコスミックGCシステムが長年培ってきた流通業としてのノウハウと、アドベンチャが持つオンラインマーケティングのノウハウを融合することで、シナジーの最大化を図るのが狙いという。なお、18年6月期業績への影響は現在精査中としている。

■鳥居薬品 <4551>  3,160円  +140 円 (+4.6%)  本日終値

22日、鳥居薬品 <4551> が17年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の51億円→64億円に25.5%上方修正。増益率が27.5%増→60.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。主力の透析患者向け経口そう痒症改善剤「レミッチ」の販売が好調だったことが寄与。研究開発費などの削減に加え、一部経費の発生が翌期へずれ込んだことも上振れに貢献した。

■ニュートンF <7169>  1,972円  +87 円 (+4.6%)  本日終値

ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング<7169>が大幅続伸し、昨年来高値更新。午前10時ごろ、ヤマダ電機<9831>と顧客情報提供に関する業務提携契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携により、ニュートンFCはヤマダ電機店舗内に家計相談予約ブースを展開し、家電購入に来店する顧客への保険提案のアプローチを行うという。ヤマダ電機へ来店する顧客には生活環境の変化をきっかけに家電を購入する人も多いことから、保険の提案は親和性が高く、両社の企業価値の向上に寄与すると判断したという。なお、業績への影響は現時点では軽微としている。

■薬王堂 <3385>  3,455円  +130 円 (+3.9%)  本日終値

薬王堂<3385>は反発。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が22日の取引終了後に関東財務局に提出した大量保有報告書で、保有割合が5.13%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑から買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資としており、報告義務発生日は1月15日となっている。

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