昭電線HDが買い気配、今期経常を15%上方修正、6期ぶり復配へ
2日、昭和電線ホールディングス <5805> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比4.0倍の40.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。
建設・電気工事業者向け電線線材の販売が回復したうえ、銅価格の上昇で採算も大きく改善した。併せて、通期の同利益を従来予想の41億円→47億円に14.6%上方修正。増益率が67.6%増→92.2%増に拡大する見通しとなった。
業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当を5円実施し、6期ぶりに復配する方針としたことも支援材料となった。また、前日終値ベースの予想PERは11.9倍→8.7倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。
株探ニュース