1月の下落局面で上昇したアルトコインとは【フィスコ・アルトコインニュース】

通貨
2018年2月5日 16時04分

時価総額で世界最大の仮想通貨であるビットコインは1月中に30%近く下落した。また、全仮想通貨の総時価総額は1月7日に8300億ドルをつけたのをピークに、1月末には5000億ドルを下回ることになった。こうした下落局面の中で、ヴェチェイン、ネオなどいくつかのトークンは好調なパフォーマンスを見せていた。そこで、これらの1月に好調だったトークンを紹介しよう。

ヴェチェインは中国に拠点を置くBitSEが運営する仮想通貨で、真贋判定を行うために利用される予定だという。ヴェチェイン(VEN)からヴェチェイン・ソー(VET/THOR)に改名したことがきっかけとなり、市場の注目を集めている、現在、ヴェチェインは中国メディアからも注目を集めており、国営タバコメーカーの中国煙草総公司と提携し、ブロックチェーンソリューションを開発している。1月1日時点での時価総額が6億3645万ドルだったのに対して、31日時点では27億670万ドルと時価総額は約4倍に膨れ上がった。

ネオは「中国版イーサリアム」などとも呼ばれており、イーサリアム同様スマートコントラクトを利用している。イーサリアムとの最大の相違点は「フォークできない」ことにあり、スマートコントラクトなども含め、小売市場が特に関心を示しているようだ。ネオもヴェチェインほどではないが1月中に時価総額が大きく上昇した。1日時点では49億5245万ドルだったのが、31日には94億5109万ドルと約2倍に上昇している。

下落局面にあった1月に大きく上昇した両者に共通するのは中国が関連しているという点だ。中国では2017年にICOや取引所取引が禁止されたものの、店頭取引を通じて仮想通貨の売買が行われるなど、依然として仮想通貨への関心が高い。相場全体が下落局面となる中で堅調さを見せた背景には中国勢の資金があったのかもしれない。

《DM》

提供:フィスコ

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