NY株式:NYダウは410ドル高、調整局面が一服したとの見方
12日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は410.37ドル高の24601.27、ナスダックは107.47ポイント高の6981.96で取引を終了した。欧州株が全面高となったほか、先週金曜日に引けにかけて上昇した流れを受け買いが先行。トランプ大統領がインフラ投資計画を発表し、関連銘柄が物色されたほか、先週2年ぶりの週間下落率となったことで株式市場の調整局面が一服したとの見方から買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。ダウは400ドルを上回る上昇となった。セクター別では全面高となり、テクノロジー・ハード・機器や素材の上昇が目立った。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は、シアトルでの人員削減を実施し上昇。メディアの21世紀フォックス(FOX)は、映画・テレビ事業に関してウォルト・ディズニー(DIS)への売却で合意していたものの、ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)がディズニーを上回る買収額を提示し堅調推移。半導体のクアルコム(QCOM)は、同業ブロードコム(AVGO)が最大1000億ドルの買収資金を確保したことが報じられ買われた。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇した。
世界最大のヘッジファンド創業者であるレイ・ダリオ氏は今後1年半から2年の間に景気後退のリスクが高まるとの考えを示した。
《TM》
提供:フィスコ