話題株ピックアップ【夕刊】(2):旭ダイヤ、WDB、ライオン
■川田テクノロジーズ <3443> 5,760円 +520 円 (+9.9%) 本日終値
川田テクノロジーズ <3443> が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比65.6%減の22億円に大きく落ち込んだが、通期計画の27億円に対する進捗率は81.8%に達し、5年平均の32.1%も上回った。
■旭ダイヤモンド工業 <6140> 1,257円 +109 円 (+9.5%) 本日終値
旭ダイヤモンド工業<6140>が急反騰。前週末9日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を445億円から456億円(前期比8.5%増)へ、営業利益を36億7000万円から43億円(同62.6%増)へ、純利益を27億円から31億7000万円(同27.5%増)へ上方修正したことが好感された。主力の電着ダイヤモンドワイヤが回復基調にあることに加えて、各業界向け工具も堅調に推移していることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高337億3200万円(前年同期比5.5%増)、営業利益33億9100万円(同72.9%増)、純利益26億9100万円(同62.4%増)だった。
■WDBホールディングス <2475> 3,750円 +320 円 (+9.3%) 本日終値
WDBホールディングス<2475>が大幅反発。9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高283億6100万円(前年同期比17.7%増)、営業利益33億800万円(同33.4%増)、純利益27億3600万円(同91.5%増)と大幅増益だったことが好感された。理学系研究職派遣や工学系技術職派遣が堅調に推移し、主力の人材サービス事業が業績を伸ばしたほか、WDBアイシーオーの受注堅調でCRO(開発業務受託機関)事業も伸長し業績向上に寄与した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高375億6000万円(前期比14.9%増)、営業利益37億4900万円(同9.9%増)、純利益28億2200万円(同36.1%増)の従来見通しを据え置いている。また、あわせて11万株(発行済み株数の0.55%)、または4億2000万円を上限とする自社株買いも発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は2月13日から28日まで。
■イーエムシステムズ <4820> 2,449円 +196 円 (+8.7%) 本日終値
9日、イーエムシステムズ <4820> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比27.2%増の27.8億円に伸びて着地したしたことが買い材料視された。主力の調剤システムのユーザー数が増加し、課金収入が拡大したことが寄与。クリニック向け医科システム事業が黒字転換したことも増益に貢献した。通期計画の32億円に対する進捗率は86.9%に達しており、業績上振れが期待できる状況にある。同時に、2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上や投資家層の拡大を期待する買いも向かった。あわせて株式分割を踏まえ、今期の年間配当を従来計画の33円→25円に修正。実質12.1%の増額となる。
■電気興業 <6706> 3,075円 +234 円 (+8.2%) 本日終値
電気興業 <6706> が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は10.8億円の黒字(前年同期は2.6億円の赤字)に浮上し、通期計画の16億円に対する進捗率は5年平均の61.3%を上回る67.8%に達した。
■ナカニシ <7716> 5,660円 +420 円 (+8.0%) 本日終値
9日、ナカニシ <7716> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比35.6%増の103億円に拡大したが、18年12月期は前期比4.5%減の99億円に減る見通しとなった。
■京三製作所 <6742> 720円 +52 円 (+7.8%) 本日終値
京三製作所 <6742> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4億円の赤字(前年同期は21.9億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
■ケンコーマヨネーズ <2915> 4,035円 +290 円 (+7.7%) 本日終値
ケンコーマヨネーズ <2915> が2月9日大引け後(15:10)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.2%減の34.4億円に減ったが、通期計画の41億円に対する進捗率は84.0%となり、5年平均の84.9%とほぼ同水準だった。
■ライオン <4912> 2,119円 +149 円 (+7.6%) 本日終値
ライオン <4912> が急反発。9日に発表した17年12月期の連結最終利益は前の期比24.3%増の198億円で着地。国際会計基準に移行する18年12月期は250億円の見通しで、実質的に3期連続の最高益となることが買い材料視された。前期は主力のオーラルケア分野で口臭ケアの新ブランド「NONIO」が好調だったほか、ボディソープなどビューティケア分野の販売も伸びた。今期も引き続き高付加価値品の育成に注力するほか、生産体制の効率化や生産能力の拡充を進める方針とした。業績好調に伴い、前期の年間配当を15円→17円(前の期は13円)に増額し、今期も前期比3円増の20円に増配する方針としたことも支援材料となった。
■第一精工 <6640> 2,908円 +202 円 (+7.5%) 本日終値
第一精工 <6640> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の25億円に急拡大し、18年12月期も前期比27.5%増の32億円に伸びる見通しとなった。
株探ニュース