今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を注視する展開

通貨
2018年2月15日 8時38分

14日のドル・円相場は、東京市場では107円90銭から106円84銭まで下落。欧米市場でドルは一時106円72銭まで続落し、107円00銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は、107円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りが観測されているが。日経平均株価が上げ渋った場合、ドルは107円台前半で伸び悩む可能性がある。

海外市場では強弱まちまちな内容の米経済指標を背景にドル・円は売り買いが交錯。14日に発表された1月の米消費者物価指数は前月から0.5%上昇したほか、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.3%上昇し、いずれも予想を上回る伸びとなった。コア指数は前年比で1.8%上昇した。

一方で、1月の米小売売上高は前月比0.3%減と、予想に反して減少した。ただ、米長期金利の小幅な上昇や米株式市場が堅調に推移したことから、ドルはやや買い戻されている。

現状ではVIX指数が大幅に低下するなど金融市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、投資家のリスク回避姿勢が強まった場合は、比較的安全資産とされる円買いが再燃し、海外市場でつけた安値である106円72銭を割り込む可能性もある。

《CS》

提供:フィスコ

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