今日の為替市場ポイント:米FOMC議事要旨公表前で 投資家は様子見姿勢

通貨
2018年2月21日 8時31分

20日のドル・円相場は、東京市場では106円56銭から107円01銭まで上昇。欧米市場でドルは106円38銭まで買われており、107円33銭で取引を終えた。

本日21日のドル・円は、107円台前半で推移か。米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となっている。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を控えて、ドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄となりそうだ。

20日の海外市場では米長期金利上昇を背景にドル買い・円売りが進行。また、持ち高調整目的のドルの買い戻しも目立った。東京市場に入ってもこの流れを引き続き、ドル・円は107円台前半で強含みに推移している。日本時間22日未明に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨内容を見極めたいとの思惑から、投資家の間では様子見ムードが広がっている。FOMC議事要旨の中で、米当局が追加利上げに前向きな姿勢が確認できれば、ドルの買い材料となろう。

一方で、米長期金利の上昇や米財政赤字拡大懸念が意識され、米株式市場が下落した場合は、リスク回避目的の円買いが入り、ドルの上値を抑える要因となる可能性がある。本日の東京市場では日経平均株価の動きを意識した相場展開となりそうだが、ドル・円は基本的に107円台前半で底堅く推移すると予想する。

《CS》

提供:フィスコ

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