東洋炭素は3カ月ぶり新高値、パワー半導体関連として物色人気続く
東洋炭素<5310>が急騰、一時14%高の4115円と値を飛ばし昨年11月27日につけた3915円を上回り、3カ月ぶりに昨年来高値を更新した。株価は2月上旬に大きく調整を入れたが、16日以降は一変して上げ足を加速した。電気自動車(EV)の普及に絡み、近年急速に成長過程にある「パワー半導体」市場が注目されている。シリコンよりも耐圧、高速・高温動作などで優位性を持つ炭化ケイ素(SiC)製品の量産に取り組む企業が多いなか、同社はSiCウエハーの平坦表面技術を開発するなど同分野での技術力に定評がある。2020年にも同ウエハーの量産を開始する方針にあり、関連有力株として注目度が高まっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)