東京株式(前引け)=大幅続落、米国株急落を受け広範囲に売り込まれる
2日前引けの日経平均株価は前日比627円12銭安の2万1097円35銭と急落。前場の東証1部の売買高概算は7億7164万株、売買代金概算は1兆4153億7000万円。値上がり銘柄数は178、対して値下がり銘柄数は1858、変わらずは33銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が急落したことを受けて寄り付きから全面安商状に売られた。日経平均は600円を超える下げで2万1000円トビ台まで水準を切り下げている。米トランプ大統領が鉄鋼とアルミに新たな関税を課すと表明したことが波乱の引き金となり、外国為替市場で1ドル=106円を割り込む円高が進行したことも輸出株中心に売りを助長した。
個別ではトヨタ自動車<7203>が安く、ファナック<6954>、東京エレクトロン<8035>も下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売られ、ファーストリテイリング<9983>、日本電産<6594>も安い。伊藤園<2593>が大幅安、中外製薬<4519>、KLab<3656>も大きく値を下げた。半面、ブイ・テクノロジー<7717>がしっかり、日本ペイントホールディングス<4612>も買い優勢。サイバーリンクス<3683>、巴工業<6309>が値を飛ばし、日東精工<5957>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)