【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、円高一服を受け先物主導で切り返す (3月13日)

市況
2018年3月13日 16時53分

日経平均株価

始値  21742.45

高値  21968.10(15:00)

安値  21700.78(09:08)

大引け 21968.10(前日比 +144.07 、 +0.66% )

売買高  12億2152万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆3364億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は後場切り返し4日続伸、高値引けで2万2000円目前

2.米国との貿易摩擦懸念や「森友学園問題」が重荷だが、下値固い

3.後場は円高一服を受けて先物主導の戻り、日経平均は高値引け

4.米株市場の地合いを引き継ぎ半導体関連株などへの買いが目立つ

5.売買代金は盛り上がりに欠けるが、最終的に76%の銘柄が上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは157ドル安と反落。トランプ米大統領の保護主義政策に伴う貿易摩擦への警戒感から売りが先行した。

東京市場では売り優勢で始まり、朝方に日経平均株価は2万1700円まで下げたが、その後は戻り歩調となり、後場は円安に振れる為替を横目に上げ幅を拡大、高値引けで4日続伸となった。

13日の東京市場は、朝方は売りが先行した。前日の米国株市場でトランプ政権下での貿易摩擦への思惑が再燃したことからNYダウが反落、寄り直前に為替が仕掛け的に円高に振れたことも足を引っ張った。国内では「森友学園問題」に伴う政局不安も上値を重くする要因とみられている。しかし、下値では押し目買い意欲が強く、開始10分弱でこの日の底を入れ、以降は戻り歩調を強めた。後場は為替市場でにわかにドル買い円売りの動きが強まり、1ドル=106円台後半へと急速に円安が進んだことを受け先物主導の買いが入った。個別でも半導体関連を中心にハイテク輸出株などに見直し買いが入り、つれて日経平均も上値指向となった。東証1部の売買代金は2兆3000億円強と盛り上がりを欠いたが、全体の76%の銘柄が上昇する強い地合いだった。

個別では、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>が買われ、信越化学工業<4063>も物色人気となった。ソニー<6758>も堅調。ライクキッズネクスト<6065>がストップ高、ヴィンクス<3784>も大幅高となった。東京製綱<5981>、ネクステージ<3186>が上昇、バリューコマース<2491>、アイスタイル<3660>も値を飛ばした。くらコーポレーション<2695>、フォーカスシステムズ<4662>も高い。

半面、昭和電工<4004>が軟調、住友金属鉱山<5713>、良品計画<7453>も売られた。ソフトブレーン<4779>が急反落、シーズ・ホールディングス<4924>、日本ペイントホールディングス<4612>なども大きく下げた。アスクル<2678>、サンデンホールディングス<6444>が安く、JXTGホールディングス<5020>、IHI<7013>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、信越化 <4063> 、ファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、安川電 <6506> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約51円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はテルモ <4543> 、ホンダ <7267> 、スズキ <7269> 、昭和シェル <5002> 、住友鉱 <5713> 。押し下げ効果は約11円。

東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)精密機器、(3)サービス業、(4)食料品、(5)医薬品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)鉄鋼、(4)非鉄金属、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△くら <2695>

初の洋食メニュー3種類を発売へ。

△Bガレージ <3180>

5-1月期(3Q累計)経常は9%増益。

△ID <4709>

今期経常を一転10%増益、10期ぶり最高益に上方修正。

△ライクKN <6065>

5-1月期経常は3.1倍増益、1→2の株式分割を実施。

△Fringe <6550> [東証M]

レオスキャピタルが保有比率10%超に買い増し。

△日電子 <6951>

「たんぱく質構造解析の受託サービスを開始」との報道。

△シルバライフ <9262> [東証M]

1→2の株式分割を実施。

△内外トランス <9384>

岩井コスモ証券が目標株価を2050円へ引き上げ。

△カプコン <9697>

SMBC日興証券が投資評価を「1」に引き上げ。

△イノテック <9880>

「半導体需要伸び来期も増益見通し」との報道。

▼菱洋エレク <8068>

18年1月期営業利益が81%減益。

▼岡藤HD <8705> [JQ]

未定だった今期配当は無配転落。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ライクKN <6065> 、(2)Bガレージ <3180> 、(3)ヴィンクス <3784> 、(4)SKジャパン <7608> 、(5)広済堂 <7868> 、(6)東京綱 <5981> 、(7)DLE <3686> 、(8)enish <3667> 、(9)マニー <7730> 、(10)ネクステージ <3186>

値下がり率上位10傑は(1)コーセーRE <3246> 、(2)ポールHD <3657> 、(3)ソフトブレン <4779> 、(4)シーズHD <4924> 、(5)菱洋エレク <8068> 、(6)コスモHD <5021> 、(7)日本ペHD <4612> 、(8)大阪チタ <5726> 、(9)スミダコーポ <6817> 、(10)ミライアル <4238>

【大引け】

日経平均は前日比144.07円(0.66%)高の2万1968.10円。TOPIXは前日比9.73(0.56%)高の1751.03。出来高は概算で12億2152万株。東証1部の値上がり銘柄数は1579、値下がり銘柄数は419となった。日経ジャスダック平均は4108.03円(33.91円高)。

[2018年3月13日]

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