東洋BENGが大幅高で上場来高値、今期業績の上方修正と自社株買いを好感

材料
2018年3月15日 10時10分

東洋ビジネスエンジニアリング <4828> が大幅反発し、上場来高値を更新した。14日、18年3月期の連結経常利益を従来予想の4.9億円→6億円に22.4%上方修正し、減益率が31.2%減→15.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。

ソリューション事業とプロダクト事業の採算が想定より上向くほか、システムサポート事業を展開する子会社の赤字が縮小することが上振れの要因。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の8.0%にあたる48万株を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好感された。

併せて、「主要株主である筆頭株主およびその他の関係会社の異動」を発表。筆頭株主の東洋エンジニアリング <6330> と第2位株主の野村総合研究所 <4307> が保有株をすべて売却。野村総研とは資本業務提携を解消する。一方、三谷産業 <8285> 、ウイングアート1stと資本業務提携するほか、インテック、キヤノンITソリューションズ、テクノスジャパン <3666> など情報サービス関連企業との協業関係を強化し、企業価値の向上を目指すとしている。

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