加速する無電柱化~東京五輪を見据えて~、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年3月15日 11時44分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/15付の「DailyOutlook」では、東京五輪を見据え加速する無電柱化について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『無電柱化の推進に向けた取り組みが本格化してきた。無電柱化は欧州やアジアの主要都市で推進されているが、日本では最も進んでいる東京23区内ですら無電柱化率は8%と立ち遅れた状況だ。こうした現状を踏まえ、政府は「防災」、「安全・快適」、「景観・観光」といった目的から2016年12月に「無電柱化推進法」を施行し、今年2月には「無電柱化推進計画(案)」を公表した。同案では、「増え続ける電柱を減少に転じさせる歴史の転換期とする」と謳っており、2020年度までの3年間で約1,400kmを無電柱化する計画だ』と伝えています。

続けて、無電柱化がこれまで遅々として進んでこなかった背景には、完成まで多大な時間・コストを要するため、近隣住民や事業者が及び腰になってしまったことを挙げ、『東京都では事業者と連携して技術開発を進め、整備コストを今後10年間で3分の1削減するとしている。工事方法の研究も進んでおり、工事期間の短縮も見えてくるだろう。東京五輪に向けて、無電柱化の機運が高まることも想定される』と分析しています。

さらに、『無電柱化率が低いということは、逆に言えば潜在市場規模は大きいということでもある。折に触れて無電柱化に関するニュースが報じられるとともに、関連銘柄には注目が集まる可能性があろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『主な無電柱化関連銘柄』を紹介しています。具体的にはコムシスHD<1721>や住友電<5802>、関電工<1942>など全10銘柄が挙げられていますので、詳しくは3/15付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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