話題株ピックアップ【夕刊】(3):フライト、ファンクリG、クロスマーケ

注目
2018年3月22日 15時22分

■フライト <3753>  812円  +83 円 (+11.4%)  本日終値

フライトホールディングス<3753>が急騰。映像や音楽コンテンツの管理・配信のほか、モバイル型電子決済ソリューションへの展開に成長期待が強い。コンタクトレスEMVでは、「マスター」「ビザ」「アメリカンエクスプレス」の3ブランドの認定取得を完了、また欧米で使われるアップルペイではすべてこのコンタクトEMVが使われている。人工知能(AI)分野へも積極注力、子会社を通じ人型ロボット「ペッパー」のアプリ開発などを手掛けたジェナ(東京都千代田区)と業務提携していることはマーケットで注目されている。

■ファンクリG <3266>  152円  +14 円 (+10.1%)  本日終値

ファンドクリエーショングループ<3266>は商いを急増させ大幅高。不動産や株式などを主流に公募型のファンドを運用しているが、インバウンド需要の取り込みにも積極的だ。外国人観光客を主な対象とした宿泊施設を運営する町屋旅館オペレーター国内最大手のエイジェーインターブリッジ社と資本・業務提携しており、業容拡大期待が高まっている。株価100円台と超低位に位置しているものの、有配企業であり、18年11月期は83%営業増益を見込む。株価指標面でPERも20倍未満と割高感はない。

■クロスマーケ <3675>  596円  +51 円 (+9.4%)  本日終値

20日、東証がクロス・マーケティンググループ <3675> [東証M]を27日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■インプレス <9479>  252円  +20 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

20日、インプレスホールディングス <9479> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の2億円→3億5000万円に75.0%上方修正。増益率が22倍→35倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。書籍販売とメディア事業の広告収入が伸びるうえ、年賀状ムックやカレンダーなど大型季節商品の返品が想定内に収まることが上振れの要因となる。また、投資有価証券売却益が発生することも最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の0.5~1.5円→2.5円(前期は0.6円)に増額修正したことも支援材料となった。

■カーディナル <7855>  1,223円  +96 円 (+8.5%) 一時ストップ高   本日終値

カーディナル<7855>に人気集中。同社は会員証など樹脂製カードの製造を手掛け、ID情報を埋め込み無線通信によって情報をやり取りするRFIDタグ分野に注力している。RFIDタグはワンチップで安価であることが特長で、無人レジ導入に積極的な国内ドラッグストア向けなどで商機が拡大するとの思惑が同社株の物色人気につながっている。時価総額30億円前後と小型で信用買い残も16日申し込み現在でわずか12万7000株に過ぎず、需給面での軽さが意識されている。

■オークファン <3674>  884円  +68 円 (+8.3%)  本日終値

オークファン<3674>が急伸。ネットオークションの価格比較サイトなどを展開するほか、ソリューション事業として行うベンチャー企業支援での実力も注目されている。人工知能(AI)やシェアリングエコノミーなどの分野をはじめ前期末時点実績で累計50社を超える支援実績を持っており、今後も成長部門として期待が大きい。18年9月期は買収したネット通販会社の寄与もあって売上高が前期比64%増の60億円と急拡大見込み。営業利益も倍増以上の伸びを示す見通しで見直し買いに厚みが加わっている。

■キーウェア <3799>  1,007円  +67 円 (+7.1%)  本日終値

キーウェアソリューションズ<3799>は4ケタ大台復帰。NECグループに属するシステム開発会社で18年3月期営業利益は前期比2.8倍化を見込むなど業績拡大が加速。50年にわたるノウハウをベースに運輸、金融、医療、農業などあらゆる産業分野のインフラ部門においてIT化を進捗させる役割を担い、特に近年はIoT関連やフィンテック分野の投資需要を捉えている。インフォテリア<3853>とパートナー契約を締結しビッグデータやAI、フィンテック分野の展開力を強化しているほか、インタートレード<3747>などとも協業している。

■オプトエレクトロニクス <6664>  725円  +48 円 (+7.1%)  本日終値

オプトエレクトロニクス<6664>が大幅続伸。中期波動でも13週・26週移動平均線を足場に大きく上放れる兆しをみせている。レーザー式バーコード読み取り装置を製造販売しており、国内ドラッグストアがセルフレジ導入に積極姿勢をみせるなか、普及のカギを握る銘柄として頭角を現している。昨年5月から6月にかけて短期間で大きく水準を切り上げ1066円の高値をつけており、時価700円台は値動きの軽さに着目した投機資金の流入を誘っている。

■アイル <3854>  1,790円  +116 円 (+6.9%)  本日終値

アイル<3854>が急伸。中小企業向け中心にシステム開発を手掛け、人材派遣サイトなども運営。ブロックチェーンを活用した次世代クラウドサービスの開発に取り組んでいる点が注目され、にわかに頭角を現してきた。ブロックチェーン技術分野で先駆するシビラ社の独自ブロックチェーン「Broof(ブルーフ)」の運用も手掛けている。今7月期は営業利益段階で前期比20.4%増の5億2000万円と大幅増益基調が続く見通し。

■Casa <7196>  1,932円  +120 円 (+6.6%)  本日終値

Casa<7196>が後場に入って急伸。同社はきょう正午に、株主優待制度を導入すると発表しており、これが好感されたようだ。導入の目的は、投資魅力を高め、より多くの投資家に中長期的に株式を保有してもらうことが目的。株主優待制度の内容は、7月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に、一律で1000円分のクオカードを贈呈するとしている。

●ストップ高銘柄

シンワワイズ <2437>  443円  +80 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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