べーすけ:仮想通貨のフェイクニュースの見分け方【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2018年3月23日 19時54分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家べーすけ氏(Twitter「@mag1cmax」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

※2018年3月20日11時 に執筆

仮想(暗号)通貨の投資初心者が一番苦労するのが「フェイクニュース(嘘情報)」の見分けがつかないことだろう。それが仮想通貨への投資を難しくさせている原因の一つと言えよう。

そんな初心者Coiner(仮想通貨を保有する人)の皆様に、簡単にではあるがフェイクニュースを見分けるコツをいくつか伝授したい。

1、 保有しようとしている仮想通貨の否定意見や競合通貨の情報を確認する

2、 株式会社の報道資料や決算報告を確認する

3、 一次情報(ソース)の確認をする

4、 信頼できる発信元やコミュニティをみつける

5、 思い込みは厳禁

1、保有しようとしている仮想通貨の否定意見や競合通貨の情報を確認する

投資にはそもそも「リスク」と「リターン」がある。しかし、リターンが一方的に吹聴されている状態が昨今よくみられる。特にTwitter界隈に多いが、保有する仮想通貨の成功を盲目的に信じる人達もいて、確証バイアス(仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと)がかなり高くなっている場合がある。さらに競合通貨と機能が似通っていて、共倒れのリスクが懸念されるものがあるが、そういった情報は盲目的な信仰者から出ることは皆無である。ぜひ、リスクを認識する為に実践してもらいたい。

2、株式会社の発表資料や決算報告を確認する

嘘のつきづらい情報源として有益なのは、株式会社の発表資料や決算報告である。

これは株主代表訴訟のリスクが伴う為、「一定の信頼」がある情報源といえるだろう。

3、 一次情報(ソース)の確認をする

発信者の問題で曲解や誤解を与える表現となっているものが散見される。理由は複数あるが、情報源が英語や中国語であるために、誤訳が生じたり、確証バイアスが高い人が書いていたり、そもそも信頼できない情報源であったりすることが背景にある。又悪意のある嘘情報であることもしばしばある。翻訳や確認作業は面倒だが、是非ともやってもらいたい。

4、 信頼できる発信やコミュニティをみつける

みつけることがそもそも難しいという面もあるが、過去に発信した情報の精度が高い人やコミュニティを選んでフォローするのが良いだろう。

5、 思い込みは厳禁

上記の1~4を行っていても時間経過とともに情勢が変わることがよくある。定期的に1~4を行いリスクリターンの分析を自分自身で行うことが肝要である。

なお、倫理的な部分などを無視すれば、「フェイクニュース」は必ずしも悪いものではない(フェイクニュースを逆手にとって短期間で大きく利益を出す手法もあるからだ)。重要なことは必ず自分で考え、調べることだ。

以上が簡単にではあるが私と私のtelegram(チャットアプリ)コミュニティが行っている実戦的な手法である。是非とも参考にしていただきたい。

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執筆者名:べーすけ

twitter名:@mag1cmax

《HT》

提供:フィスコ

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