明日注目すべき【好決算】銘柄 ヤマトインタ、高砂熱、Tスマート (23日大引け後 発表分)
23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ヤマトインタ <8127> ★今期経常を一転10%増益に上方修正、配当も7円増額
◆18年8月期の連結経常利益を従来予想の6.4億円→9億円に40.6%上方修正。従来の21.7%減益予想から一転して10.2%増益見通しとなった。中期構造計画に掲げる「ハードからソフトへの変革」が進み、販管費が想定を下回ることが寄与する。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→19円(前期は12円)に大幅増額修正した。
常磐開発 <1782> [JQ] ★今期経常を一転9%増益・最高益に上方修正、配当も20円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→21億円に23.5%上方修正。従来の11.6%減益予想から一転して9.1%増益を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。売上は計画を下回るものの、共同企業体建築工事における原価削減に加え、機械設置等工事を行う子会社の手持ち工事が想定以上に進んだことなどが上振れの要因。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の240円→260円に増額修正した。予想PERが6.3倍→5.2倍に低下する一方、期末配当利回りは2.92%に上昇し、割安感が強まった。
高砂熱 <1969> ★今期経常を7%上方修正、配当も12円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の150億円→160億円に6.7%上方修正。増益率が11.7%増→19.2%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は2月に続き、2回目。手持ち工事が順調に進捗するなか、工事採算が想定より上向くことが寄与。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→42円(前期は36円)に大幅増額修正した。
東エレデバ <2760> ★今期経常を25%上方修正、配当も6円増額
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→25億円に25.0%上方修正。増益率が45.2%増→81.6%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年9月に続き、2回目。自動車電装化の進展や産業用ロボットの需要拡大を追い風に、半導体製品の販売が想定以上に伸びることが寄与。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→66円(前期は60円)に増額修正した。
イオンファン <4343> ★前期経常を11期ぶり最高益に上方修正、配当も9円増額
◆18年2月期の連結経常利益を従来予想の45.5億円→55.9億円に22.9%上方修正。増益率が30.1%増→59.8%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年9月に続き、2回目。国内でクレーンゲームやメダルゲームの好調が継続したことに加え、中国・アセアン事業の業績が上向いたことも上振れの要因となった。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の32円→41円(前の期は31円)に増額修正した。
Tスマート <6246> [東証2] ★今期配当を14円増額修正
◆18年3月期の年間配当を従来計画の16円→30円(前期は20円)に大幅増額修正した。足もとの好調な業績や内部留保などを踏まえ、特別配当14円を実施する。今期最終利益は前期比37.3%増の9.5億円に伸びる見通し。権利確定日の27日を前に配当取りを狙う買いなどが期待される。
三共生興 <8018> ★今期経常を50%上方修正
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→24億円に50.0%上方修正。減益率が35.4%減→3.1%減に縮小する見通しとなった。利益重視へ向けた構造改革の進展やコスト削減効果などで、採算が大きく改善する。
株探ニュース