話題株ピックアップ【夕刊】(1):神戸天然物化、インベスC、郵船

注目
2018年3月30日 15時14分

■神戸天然物化学 <6568>  4,310円  +700 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

神戸天然物化学<6568>が急騰。同社は29日の取引終了後、アミノ酸トランスポーターLAT1を阻害する新規抗がん剤開発候補化合物に関するライセンス契約を締結したと発表した。アミノ酸トランスポーターLAT1は、がん細胞に特異的に発現するもので、同阻害剤にかかる特許について同社と大阪大学は、ジェイファーマ社(横浜市)との間で再実施許諾権付独占的実施許諾契約を締結した。神戸天然物化学は15日に東証マザーズに新規上場を果たしている。

■スター・マイカ <3230>  2,453円  +291 円 (+13.5%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

29日、スターマイカ <3230> が決算を発表。18年11月期第1四半期(17年12月-18年2月)の連結経常利益が前年同期比42.1%増の15.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。インベストメント事業で収益不動産の売却益が大きく膨らんだことが寄与。再生中古マンションの販売収入や賃貸収入が伸びたことも大幅増益に貢献した。上期計画の20.2億円に対する進捗率は78.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■第一工業製薬 <4461>  875円  +100 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

29日、第一工業製薬 <4461> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→47億円に23.7%上方修正。増益率が0.7%増→24.6%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。IT・電子向けを中心に界面活性剤や機能材料の高付加価値品の販売が伸びたことが寄与。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→14円(前期は12円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが15.7倍→11.9倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■インベスターズクラウド <1435>  2,437円  +119 円 (+5.1%)  本日終値

インベスターズクラウド<1435>が4連騰で実質上場来高値を更新。この日、「TATERU Apartment」のIoTアパートに米アマゾンが提供するスマートスピーカー「Amazon Echo」を標準装備すると発表。同社は現在、「TATERU Apartment」で提供するアパートに、賃貸住宅をIoT化する「TATERU kit」を標準装備しており、さまざまな機能を搭載できるタブレット型ゲートウエイであるセントラルコントローラー、窓の開閉・揺れを感知してスマートフォンに通知するタグセキュリティーや、赤外線通信を活用したネイチャーセンサーリモートコントローラー、4つの方法で解錠できるスマートロック、遠隔操作でどこからでも電気の調光・調色ができるスマートライトの5種類のIoT機器を利用できるが、さらにAmazon Echoの頭脳である「Amazon Alexa」に対応させることで、入居者は室内の家電を音声でコントロールすることが可能になるという。なお、受注は4月1日に開始する。

■日本郵船 <9101>  2,148円  +87 円 (+4.2%)  本日終値

日本郵船<9101>が3日ぶりに反発。29日の取引終了後に発表した新たな中期経営計画で、23年3月期をメドに経常利益で700億~1000億円(18年3月期予想270億円)を目指すとしたことから、成長期待の買いが入った。市況変動の影響を受けにくい事業ポートフォリオを強化して収益力向上を図るほか、LNG・海洋事業や自動車船・自動車物流事業などの強化で安定的な収益構造の確立を目指すとしている。

■ハーモニック <6324>  6,110円  +240 円 (+4.1%)  本日終値

ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が続伸。きょう付の日刊工業新聞で「減速機とモーターを組み合わせた複合部品『アクチュエーター』の品ぞろえを拡充する」と報じられており、業績への貢献を期待した買いが入った。記事によると、5月までに遊星歯車と波動歯車の2種類の減速機にそれぞれブラシレスDCモーターを組み合わせた商品16機種を投入するという。各部品を専用設計することなどで高性能や薄型化を実現し、部品の小型・軽量化が求められるアシストスーツや無人搬送車(AGV)向けに提案。18年にシリーズで1000台の販売を目指すという。

■ミロク情報サービス <9928>  3,180円  +120 円 (+3.9%)  本日終値

ミロク情報サービス<9928>が続伸。同社はきょう、小規模事業者向けに収支を“見える化”するクラウドサービス「MJSお金の管理」の提供を開始すると発表した。「MJSお金の管理」は、複数の金融機関口座の入出金データやクレジットカードの利用明細などの取引情報データを自動収集し、従来の紙の通帳ではなく、お金の流れをパソコンやスマートフォンで簡単に記録・把握することができるスマート通帳型のサービス。初年度の販売目標は1万2000本としている。

■イオンファンタジー <4343>  5,310円  +200 円 (+3.9%)  本日終値

イオンファンタジー<4343>が大幅続伸。29日の取引終了後、神奈川県海老名市に、初の温浴施設「OYUGIWA(おゆぎわ)海老名」を4月6日にオープンさせると発表しており、新業態による業績への貢献を期待した買いが入った。「OYUGIWA海老名」は、温浴とともに多様な憩いの空間が楽しめる施設で、アクティブな大人の女性たちや、家族でのんびり過ごしたい人へ「寛ぎ」と「癒し」の時間を提供するという。

■FRONTEO <2158>  877円  +31 円 (+3.7%)  本日終値

FRONTEO<2158>、シグマクシス<6088>、メタップス<6172>、ホットリンク<3680>、サイジニア<6031>など人工知能(AI)関連株が一斉高に買われた。東証マザーズ市場の直近IPO銘柄でホワイトカラーの自動化技術を手掛けるRPAホールディングス<6572>が公開価格の4倍で初値をつけるなど爆発的な人気となったほか、4月20日には同じくマザーズ市場にAIベンチャーとして下馬評の高いHEROZ<4382>も上場する予定にあり、一連のAI関連に位置づけられる銘柄群が強く刺激されている。

■熊谷組 <1861>  3,420円  +105 円 (+3.2%)  本日終値

熊谷組<1861>が反発。29日の取引終了後に発表した新たな中期経営計画で、21年3月期に売上高4600億円(18年3月期予想3593億円)、営業利益330億円(同210億円)を目指すとしており、成長期待の買いが入った。23年3月期に売上高5000億円、営業利益500億円の実現に向けて、建設工事請負事業の維持・拡大や新たな事業の創出、他社との戦略的連携などを図る方針。また、国内・海外アライアンスや国内不動産事業、再生可能エネルギー事業、PFI事業などに3年間で600億円を投資する計画だ。

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