<動意株・5日>(大引け)=シンニッタン、フライングガーデン、アズジェントなど

材料
2018年4月5日 15時11分

シンニッタン<6319>=一時ストップ高。同社は3月末を基準日として1株を2株にする株式分割を実施したが、流動性が高まったことを背景に一気に人気化した。自動車や建機向け鍛造品を主力とするほか、仮設機材なども製造している。昨年1月に乗用車向け鍛造品を手掛ける同業のセイタンを日立金属<5486>から買収し子会社化しているが、セイタンとは納入部品の重複がなく業容拡大効果に期待が高まっている。これまで、業績面で苦戦を強いられていたタイ子会社も日産グループ向けなど新規案件を獲得していることで来期は回復トレンド入りとなる見通し。PBR0.8倍台と依然として割安感がある。

フライングガーデン<3317>=後場に入って一段高。同社はきょう午前10時30分ごろに、3月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比5.3%増となり、13カ月連続で前年実績を上回った。同社は北関東を中心に郊外型レストラン「フライングガーデン」を展開。なお、全店ベースの売上高は同5.3%増で、12カ月連続のプラスとなっている。

アズジェント<4288>=後場に入って急上昇。同社はきょう、イスラエルのカラバンセキュリティ社が10~12日にかけて米ミシンガン州で開催される「SAE World Congress Experience」で、デンソー<6902>と共同でパイロットプロジェクトの成果について発表することを明らかにした。カラバンセキュリティ社は、アズジェントが自動車メーカーや周辺サプライヤーなどの日本企業に販売を行うセキュリティー製品「Carwall」の開発元。カラバンセキュリティ社とデンソーは、「パフォーマンスが制約された電子制御ユニットにおける未知のサイバーセキュリティー脅威の緩和について」と題した講演を行うとしている。

ペッパーフードサービス<3053>=きょうで8連騰し、昨年12月中旬以来の6000円台を回復となっている。「ペッパーランチ」や、「いきなり!ステーキ」など低価格のステーキ店を展開し、積極的な新規出店によって業容を広げている。17年12月期は営業利益段階で前期比2.4倍と急拡大したが、18年12月期も76%増益見通しと急成長が続く。ここ最近の上昇について、市場では「足もと全体相場は戻っているが、米国株と為替相場を横目に主力輸出株は手掛けにくさは払拭しにくい。内需株の中小型成長株に物色人気が集まりやすい。特に飲食関連は米中貿易摩擦の余波で食品の原料コスト低下の思惑が“漁夫の利”としてポジティブに意識されている。同社株はその象徴」(国内ネット証券アナリスト)という。

ヴィンクス<3784>=ストップ高。日刊工業新聞は5日、同社は「2018年内にも、中国の騰訊(テンセント、広東省)といったIT大手が出資する現地スーパーなどの店舗に店舗ノウハウや販売時点情報管理(POS)システムの提供を始める」と報じた。採用規模は2万店とされている。中国では無人コンビニなどの市場拡大が進んでいるだけに、ヴィンクスによる同国市場開拓への期待が高まっている。

シノケングループ<8909>=急反発し年初来高値を更新。同社は4日の取引終了後、6月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位あたりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の一層の拡大を図るのが狙いという。なお、効力発生日は7月1日。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.