本日注目すべき【好決算】銘柄 放電精密、瑞光、三光合成 (5日大引け後 発表分)

注目
2018年4月6日 7時00分

5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

放電精密 <6469> [JQ]  ★今期経常は2.1倍増で6期ぶり最高益、7円増配へ

◆18年2月期の連結経常利益は前の期比17.3%増の4.6億円に伸びて着地。続く19年2月期は前期比2.1倍の10億円に急拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

今期は航空機エンジン部品である低圧タービンブレードの販売が伸びるうえ、自動車排気ガス浄化装置向けセラミックス押出用金型の好調が継続し、2ケタ増収を計画する。成田事業所の爆発火災事故による代替生産に伴う損失が解消することも大幅増益の要因となる。

業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7円増の22円に増配する方針とした。併せて、21年2月期に経常利益14.1億円を目指す中期経営計画を発表した。

瑞光 <6279> [東証2]  ★今期経常は2.6倍増益、10円増配へ

◆18年2月期の連結経常利益は前の期比66.3%減の7.5億円に落ち込んだものの、続く19年2月期は前期比2.6倍の19.8億円にV字回復する見通しとなった。今期は新興国を中心に衛生用品製造機械の需要が拡大するうえ、前期に出荷予定だった新規製造機械の納品なども寄与し、14.3%の大幅増収を見込む。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の50円に増配する方針とした。

三光合成 <7888> [東証2] ★今期経常を一転2%増益に上方修正

◆18年5月期の連結経常利益を従来予想の22億円→23億円に4.5%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して2.1%増益見通しとなった。欧州やタイで車両部品の受注が伸びることが寄与。原価低減の進展も上振れに貢献する。

予想PERが11.8倍→10.2倍に低下し、割安感が強まった。

ウッドF <8886> [JQ]  ★6-2月期(3Q累計)経常が56%増益で着地

◆18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比56.3%増の7.2億円に拡大して着地。主力の戸建て住宅は単価が下落したものの、生産効率の向上などで販売戸数が増加し、住宅事業の収益は拡大した。住宅事業用地を計画変更して売却したことに加え、補助金収入の計上なども大幅増益に貢献した。

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