マネックスGがコインチェック買収、将来的にIPO目指す

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2018年4月6日 18時59分

マネックスグループ<8698>は6日午後4時、都内ホテルで同日午前に決定したコインチェックの全株式を取得する完全子会社化に関して記者会見を開いた。マネックスGの松本大代表執行役CEO(写真左)、新たにコインチェックの社長に就任する同グループの勝屋敏彦取締役兼常務執行役、コインチェックの和田晃一良代表取締役社長、大塚雄介取締役COOが出席し、その経緯や意義を説明した。

マネックスGとコインチェックは6日に株式譲渡契約を締結。16日にマネックスGが株式を取得予定で、同日開催する臨時株主総会で、取締役および監査役を選任する。

会見冒頭で松本CEOは、「当社の培ってきた、さまざまな経験などをコインチェックに活用してもらって、さらに強い大きな会社に伸びていくことに貢献していきたい」とコインチェック子会社化の意義を述べた。さらに、「具体的には、クリプトアセットバンク機能と世界の金融市場をつなぐ証券機能を中核とした、世界をリードする新しい時代の新しいかたちの総合機関を作ることを目指していきたい」と意気込みを述べた。また、「(コインチェックは)将来的にIPOをして、上場を目指したい」とも言及した。

一方の和田社長は、「当社はマネックスの完全子会社となる運びとなった。新しい経営体制のもと、経営戦略や内部管理体制などの見直しを図っていく。顧客の資産の保護が第一で、その先にサービスの再開や仮想通貨交換業としての登録などがあると考えている」と述べた。そして、「私と大塚は16日に取締役を退任する予定だが、引き続き執行役員として、業界の発展、顧客の資産の保護、ということを目的に責務を果たしていきたい」と語った。

16日にコインチェックの代表取締役社長執行役員に就任する予定の勝屋取締役は、「このタイミングでの社長就任は、非常に責任が重く、身の引き締まる思い。ユーザーの信用を取り戻し、信頼を受ける企業にしていきたい。また、業界をリードし、業界に貢献できるようにしていきたい」と社長就任の抱負を語った。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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