本日注目すべき【好決算】銘柄 インターアク、安川電、ファストリ (12日大引け後 発表分)

注目
2018年4月13日 7時00分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

インターアク <7725>   ★6-2月期(3Q累計)経常が2.5倍増益、対通期進捗99%

◆18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の6億8900万円に急拡大して着地。スマートフォンなど向けCCD・C-MOSイメージセンサー検査用光源装置や瞳モジュールの販売が拡大したことが寄与。精密除振装置の販売低迷や買収・開発費用などを吸収し、大幅増益を達成した。

通期計画の6億9900万円に対する進捗率は98.6%に達しており、業績上振れが期待される。

フィルC <3267> [東証M]  ★上期経常を2.7倍上方修正

◆18年11月期上期(17年12月-18年5月)の連結経常利益を従来予想の3500万円→9500万円に2.7倍上方修正。増益率が29.6%増→3.5倍に拡大する見通しとなった。コインパーキング上部の空きスペースを活用した空中店舗フィル・パーク事業で、投資家向け販売用不動産の売上が計画を大きく上回ることが寄与。土地オーナー向け案件の工事原価低減に加え、販管費の抑制なども利益を押し上げる。

CRI <3698> [東証M]  ★上期経常を2倍上方修正

◆18年9月期上期(17年10月-18年3月)の連結経常利益を従来予想の6100万円→1億2200万円に2.0倍上方修正。増益率が35.6%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。主力のゲーム分野で利益率の高いスマートフォン向けミドルウェアの許諾売上が拡大したほか、包括的な許諾契約を新規獲得したことなども上振れに貢献した。

安川電機 <6506>   ★今期経常は670億円の見通し、自社株買いも発表

◆18年2月期(11ヵ月の変則決算)の連結経常利益は553億円に拡大し、過去最高益を更新した。続く19年2月期は670億円の見通しとなった。今期も世界的な自動化・省力化需要の拡大を追い風に、中国・アジアを中心にモーションコントロールや産業用ロボットの販売が伸びる。

併せて、200万株(金額で120億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いが期待される。

リーバイス <9836> [JQ]  ★12-2月期(1Q)経常は5.8倍増益・通期計画を超過

◆18年11月期第1四半期(17年12月-18年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.8倍の3.4億円に急拡大して着地。小売店の冬物商戦で新商品が好調だったうえ、昨年開店した大阪の旗艦店をはじめ直営店も伸長したことが寄与。利益率の高い商品の販売増加で採算も向上した。

通期計画の2億円をすでに70%も上回っており、業績上振れが期待される。

ファストリ <9983>   ★今期税引き前最高益予想を9%上乗せ、配当も50円増額

◆18年8月期第2四半期累計(17年9月-18年2月)の連結税引き前利益は前年同期比11.9%増の1651億円に伸びて着地。海外ユニクロ事業が収益を牽引した。中国や韓国などで冬物商品が大きく伸びたほか、米国では商品構成を見直し赤字が大幅に縮小した。また、国内事業も防寒衣料の好調を背景に既存店売上高が8.4%増収を達成。値引き販売の抑制による採算改善なども利益を押し上げた。

併せて、通期の同利益を従来予想の2000億円→2170億円に8.5%上方修正。増益率が3.4%増→12.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の350円→400円(前期は350円)に増額修正した。

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