本日注目すべき【好決算】銘柄 SEHI、住石HD、新日建物 (16日大引け後 発表分)

注目
2018年4月17日 7時00分

16日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

SEHI <9478> [JQ]  ★前期最終を12期ぶり最高益に99%上方修正

◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の2億5000万円→4億9800万円に99.2%上方修正。増益率が3.0倍→5.9倍に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。出版事業の好調に加え、ソフトウェア関連や人材関連なども順調に推移したことが寄与。繰延税金資産計上額を見直したことで最終利益も想定より膨らんだ。

住石HD <1514>   ★前期経常を12期ぶり最高益に34%上方修正

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の19.7億円→26.4億円に34.0%上方修正。増益率が3.9倍→5.2倍に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。出資先の豪州ワンボ炭鉱からの配当金6.7億円を計上したことが上振れの要因。

阪神燃 <6018> [東証2]  ★前期経常を一転6%増益に上方修正、配当も15円増額

◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.3億円→8億円に9.6%上方修正。従来の3.7%減益予想から一転して5.5%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、3回目。船用エンジンの部分品販売が想定より伸びたうえ、コスト削減が進展したことも上振れに貢献した。

併せて、創立100周年記念配当15円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の35円→50円に大幅増額修正した。

新日建物 <8893> [JQ]  ★前期最終を55%上方修正

◆18年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の6.9億円→10.7億円に55.1%上方修正。増益率が3.1%増→59.9%増に拡大する見通しとなった。流動化事業で販売用不動産の引き渡し件数が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が減少したことも最終利益を押し上げた。

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