17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは213ドル高、企業決算や住宅関連指標を好感

市況
2018年4月18日 7時43分

■NY株式:NYダウは213ドル高、企業決算や住宅関連指標を好感

17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は213.59ドル高の24786.63、ナスダックは124.81ポイント高の7281.10で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、今後の決算発表への期待から買いが先行。3月住宅着工・建設許可件数も予想を上振れ、終日堅調推移となった。セクター別では、小売やソフトウェア・サービスが上昇する一方で銀行や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、モルガンスタンレーによる投資判断引き上げを受け大幅上昇。検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、携帯端末のアップル(AAPL)などのハイテク関連株にも買いが広がった。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、決算で大幅増益となり買われた。一方で、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、「モデル3」生産の一時停止が報じられ下落。航空大手のサウスウエスト航空(LUV)は、飛行中のエンジン爆発による事故で、乗客1名が死亡したことが明らかとなり、軟調推移となった。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

■NY為替:日米首脳会談への警戒感でドル・円は伸び悩む

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円21銭まで上昇後、106円90銭へ反落し107円00銭で引けた。良好な米国の住宅着工件数や、鉱工業生産を好感したドル買いが優勢となった。しかし、日米首脳会談の開催を控え、貿易問題などの懸念がくすぶり、ドルは伸び悩んだ。ユーロ・ドルは、1.2336ドルまで下落後、1.2374ドルまで反発し、1.2370ドルで引けた。低調なドイツの景気期待指数に失望したユーロ売りが継続。ユーロ・円は、132円46銭から132円11銭へ下落した。日米首脳会談を控えた貿易摩擦への懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.4336ドルから1.4283ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9626フランから0.9678フランへ上昇した。安全資産としてのフラン買いが大幅に後退した。

■NY原油:反発で66.52ドル、米国株高や良好な経済指標を意識した買いが入る

NY原油先物5月限は小幅高(NYMEX原油5月限終値:66.52 ↑0.30)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比+0.30ドルの66.52ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて66.75ドルまで買われた。原油供給不安は解消されたが、米国株の続伸や3月の米鉱工業生産が市場予想を上回ったことが原油先物の上昇につながった。石油輸出国機構(OPEC)などの原油生産は減少していることから、足元の需給関係悪化に対する警戒感は一段と低下している。なお、WTI先物6月限の終値は前日比+0.31ドルの66.51ドル。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 30.04ドル +0.11ドル(+0.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 53.24ドル -0.16ドル(-0.30%)

ゴールドマン・サックス(GS)253.63ドル -4.25ドル(-1.65%)

インテル(INTC) 53.54ドル +1.14ドル(+2.18%)

アップル(AAPL) 178.24ドル +2.42ドル(+1.38%)

アルファベット(GOOG) 1074.16ドル +36.18ドル(+3.49%)

フェイスブック(FB) 168.66ドル +3.83ドル(+2.32%)

キャタピラー(CAT) 153.31ドル +1.17ドル(+0.77%)

アルコア(AA) 57.08ドル +2.05ドル(+3.73%)

ウォルマート(WMT) 87.90ドル +1.06ドル(+1.22%)

スプリント(S) 5.95ドル +0.10ドル(+1.71%)

《FA》

提供:フィスコ

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