個人投資家「クリプトマスター」ビットコインは再度日の目を見るのか!?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「クリプトマスター」氏(インスタグラム「@kuriputomasuta」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年4月9日11時に執筆
2018年に入り、仮想通貨取引所のシステムリスクが表面化しつつあります。
国内でも、コインチェックが不正なアクセスによって、580億円相当(2018年1月25時点)のNEMを盗まれたのは記憶に新しいかと思います。
このようなトラブルは、投資家の不安を招きかねません。
それもあってか、ビットコインを含む仮想通貨全体が現在も大きく値を崩しています。
特に、仮想通貨のなかでも代表的なビットコインは、一時200万円超まで上昇した後は下がる一方で、直近では60万円を割る場面もありました。今後の仮想通貨の相場展開を弱気にみている投資家も少なくはないかと思います。
そんな中、スイスの仮想通貨研究者が、「ビットコインが2018年に暴落する」という相場予測報告書を作成したと4月に報じられました。
●暴落する理由は?
その報告書は、「Metcalfeの法則」に基づいた相場予測でした。
Metcalfeの法則というのは、1980年代に発明されたイーサネットの創設者Bob Metcalfe(ボブ・メットカルフェ)氏によって作られた法則です。
「ネットワーク理論」とも言われていて、「ネットワークの価値はノード数の2乗に比例する」というものです。
そして、その法則に現在のビットコインを当てはめると、現在1,240億ドル(約13兆円)に膨れ上がったビットコインの市場価値が、2018年末までに770億ドル(約8.2兆円)以下までに収縮するといった結果が出たようです。
さらに、研究者の1人であるWheatley氏は「Metcalfeをベースにした分析では、直近のビットコインサポートレベルは220~440億ドルの範囲を推移している。しかしこれは、最近のサポートレベルの約1/4である。」と主張しています。
そして、彼らの報告書には下記のような、価格崩壊につながる可能性のある重要な出来事も指摘していたようです。
・ビットコインを使った預金や投信のポンジスキーム
・金融機関によるビットコインの取引を禁止している中国の中央銀行
・韓国が2017年末にビットコイン交換を禁止する見込みとの報告(注:まだ禁止されていない)
このような材料は、市場の不安定さを誘発するとして崩壊の大きな要因になると述べています。
●結局ビットコインは買わないほうが良いのか?
このようにネガティブな相場予測を見ると、不安になる投資家もいるかと思います。また、現在約13兆円の市場価格が8.2兆円まで収縮するということは、現在のビットコイン価格が約70万円(4月9日時点)とすると、40万円台まで下がる可能性があるともいえます。
これは、あくまでも今回の報告書の予測が当たったと仮定した場合ですが、今後の取引の参考になるかと思います。
でも、もし40万円台で下げ止まるとすれば、現在のビットコイン価格は高値から100万円以上下落しているので、現在の価格からショート(売り)でエントリーするよりもロング(買い)でエントリーするほうがリスクは低いのではないか?
と私は思います。
実際に年末になってみないとビットコインの価格はわかりませんが、今後取引を行う上で『40万円台』という数字は頭に入れておいたほうがよさそうです。
年末、ビットコインが大きく上昇することを期待したいですね。
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執筆者名:クリプトマスター
インスタ:@kuriputomasuta
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