本日注目すべき【好決算】銘柄 西部電工、昭栄薬品、インソース (19日大引け後 発表分)

注目
2018年4月20日 7時00分

19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

西部電工 <1937>   ★前期経常を一転23%増益に上方修正、配当も24円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17億円に30.8%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して22.9%増益見通しとなった。情報通信工事で完成工事が増加したことなどが収益を押し上げた。原価率が改善したことも上振れに貢献した。

業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の90円→114円に増額修正した。

予想PERが16.9倍→11.8倍に急低下し、割安感が強まった。

昭栄薬品 <3537> [JQ]  ★前期経常を一転16%増益・最高益に上方修正、配当も8円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→4.5億円に18.4%上方修正。従来の2.1%減益予想から一転して15.9%増益を見込み、2期連続で最高益を更新する見通しとなった。堅調な界面活性剤業界の生産・販売活動を背景に、主力の化学品事業の業績が想定以上に伸長したことが寄与。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の45円→53円(前の期は45円)に増額修正した。

予想PERが14.9倍→12.4倍に低下し、割安感が強まった。

インソース <6200>   ★上期経常を39%上方修正

◆18年9月期上期の連結経常利益を従来予想の3億円→4.1億円に39.0%上方修正。増益率が20.0%増→66.8%増に拡大する見通しとなった。AIを活用した受講者数予測を取り入れ、公開講座における1回あたり受講者数が増加したうえ、利益率の高いeラーニングの売上も伸び、採算が改善した。中途採用活動が後ずれしたことで販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

愛光電気 <9909> [JQ]  ★前期最終を64%増益に上方修正、配当も10円増額

◆18年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の1億2000万円→1億6700万円に39.2%上方修正。増益率が17.6%増→63.7%増に拡大する見通しとなった。貸倒引当金繰入額の減少に加え、保険解約返戻金など営業外収入の増加や税金費用の減少が上振れの要因となった。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の35円→45円(前の期は5→1の株式併合前で7円)に増額修正した。

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