話題株ピックアップ【夕刊】(2):SOU、シグマクシス、ユニファミマ

注目
2018年4月20日 15時18分

■SOU <9270>  6,170円  +70 円 (+1.2%)  本日終値

SOU<9270>が3日ぶりに反発。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が19日の取引終了後、財務省に提出した変更報告書で、SOUの株式の保有割合が前回の7.48%から9.01%に上昇したことが判明。これを受けて需給思惑が働いたようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は4月13日としている。

■シグマクシス <6088>  2,089円  +21 円 (+1.0%)  本日終値

シグマクシス<6088>、サイオス<3744>、インテリジェント ウェイブ<4847>、ALBERT<3906>など人工知能(AI)関連に位置づけられる銘柄群に投資資金が向かっている。きょうマザーズ市場に鳴り物入りで上場したAIベンチャーのHEROZ<4382>は買い注文殺到で値がつかない状況。これが一連のAI関連銘柄の株価を強く刺激する格好となった。HEROZと提携するマネックスグループ<8698>なども高い。

■ユニファミマ <8028>  10,000円  +100 円 (+1.0%)  本日終値

19日、ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> に対して伊藤忠商事 <8001> の子会社がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を11.1%上回る1株1万1000円。なお、TOB成立後も同社の上場は維持する予定。詳細やスケジュールは決定次第公表する。

■大京 <8840>  2,314円  +19 円 (+0.8%)  本日終値

大京<8840>が続伸し年初来高値を更新。19日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の190億円から201億円(前の期比2.1%減)へ、純利益が120億円から138億円(同1.7%減)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。売上高は従来予想の3400億円に対して3351億円(同3.0%増)とやや下振れたものの、収益不動産活用の一環として保有アセットの入れ替えを行い、想定を上回る価格で売却できたことなどが利益を押し上げたとしている。

■リンガーハット <8200>  2,633円  +20 円 (+0.8%)  本日終値

リンガーハット<8200>が続伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう、即席麺やスープなどの製造・販売を手掛けるエースコック(大阪府吹田市)のグループ企業であるエースコックベトナムとフランチャイズ契約を締結したことを明らかにした。今回の契約締結は、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」をベトナムでチェーン展開するため。同社は現在、米国、タイ、香港、インドネシア、台湾、カンボジアの6カ国・地域でチェーン展開している。

■三菱UFJ <8306>  716.3円  +1.9 円 (+0.3%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が全般軟調相場に抗して3日続伸、第一生命ホールディングス<8750>も同じく3日続伸と上値指向をみせている。前日の米国株市場ではNYダウが軟調だったものの、ゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループなど大手金融株はいずれも堅調だった。これはここ上昇基調を強めている米長期金利が運用環境の改善をもたらすとの思惑が働いているため。米10年債利回りは前日に2.91%と2月下旬以来の水準に上昇しており、米国事業を手掛けるメガバンクや大手生保には追い風として意識されている。

■KOA <6999>  2,184円  -262 円 (-10.7%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

KOA<6999>は大幅反落。19日の取引終了後に発表した18年3月期連結決算は、売上高525億1500万円(前の期比15.2%増)、営業利益57億5000万円(同83.3%増)、純利益43億7800万円(同70.8%増)と大幅増益となったが、従来計画の営業利益58億8000万円を下回って着地したことから失望売りが出たようだ。前期は、主力の固定抵抗器が自動車向けや日本の産業機器向け、中国の家電向けに伸長したことに加えて、為替が円安に振れたことが売上高・利益を押し上げた。また、高付加価値製品の売り上げが増加したことや、コストダウン効果も寄与したという。なお、同社では19年3月期業績予想について、第1四半期業績予想のみ発表しており、売上高135億円(前年同期比5.3%増)、営業利益14億円(同14.6%増)、純利益11億2000万円(同12.3%増)を見込む。

■SUMCO <3436>  2,653円  -98 円 (-3.6%)  本日終値

SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が軟調。前日の米国株市場では、半導体受託生産世界最大手のTSMCの売上高見通し下方修正が発端となり、スマートフォン需要の先行き不透明感からアップルやアプライドマテリアルズなどの半導体関連株が軒並み売られた。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.3%安と大幅な下げとなった。これを受け、東京市場でもリスク許容度の低下した海外投資家などの売りが半導体セクターに出ている。

■エムアップ <3661>  1,640円  +300 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

エムアップ<3661>が連日のストップ高に買われた。人気化のきっかけは、VR(仮想現実)事業を展開する新会社「VR MODE(ブイアールモード)」を設立したと18日に発表したことだが、4月17日に1002円をつけ安値圏にあったことも買いを呼び込む一因となっているようだ。新会社の設立は、主力であるファンクラブ事業などで培った、アーティスト、タレント、アイドル、俳優、声優といった各権利元とのリレーションを生かし、VRを中心とした先端表現技術を用いたライブ動画の生配信など、新たな事業の創出と発展、拡大を図ることが目的。株主構成は同社のほか、業務提携先や社外協力者などの個人、権利保有者などとしており、技術開発から通信、コンテンツ制作までさまざまな事業会社などが参加することで、VRに関連する総合的な機能を持ち、事業を強力に推進するためのコンソーシアムになるとしている。

■インスペック <6656>  1,207円  +206 円 (+20.6%)  本日終値

インスペック<6656>が急騰。19日の取引終了後、フレキシブル基板用のロールtoロール型検査装置の大型受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが殺到した。今回の受注は複数台で受注金額は合計6億円強に上り、単月における受注獲得額として過去最高額となった。なお同件に関して、18年4月期業績への影響はないとしている。

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