話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジャストプラ、VIX短先物、Tホライゾン

注目
2018年4月25日 15時20分

■ジャストプランニング <4287>  3,210円  +504 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

ジャストプランニング<4287>がストップ高。子会社プットメニューとボクシーズ(東京都千代田区)は、日本KFCホールディングス<9873>傘下の日本ケンタッキー・フライド・チキンが運営するケンタッキー・フライドチキンの2店舗にオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」を試験導入すると発表しており、これを好感した買いが入った。「Putmenu」は、テーブルや部屋をIoT化することで、「注文0分」「会計0分」を実現するシステム。外出前の自宅などで自身のスマートフォンからメニューを選んだり、客席にいながら注文をすることができ、料理ができ上がると、注文したスマートフォンにお知らせを配信。利用者は、商品を受け取るときにレジで支払いを行うというもので、注文時にカウンターに並ぶ必要がない体験を提供する。第1弾として、新宿南口店、池袋サンシャイン通り店で利用できるようにする予定だ。

■サムシング <1408>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

サムシングホールディングス<1408>がストップ高。きょう付の日本経済新聞で「ITコンサルのITbookと地盤改良工事のサムシングホールディングスの経営統合した新会社は、2020年3月期の連結決算で8億円の営業利益を目指す」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。両社は4月6日、10月に共同持ち株会社「ITbookホールディングス」を設立し経営統合すると発表したが、両社の直近決算での営業利益の合算(ITbook17年3月期とサムシング17年12月期)は3億2000万円。今後、統合による事業拡大やコスト削減効果が表れるとみているもようで、この報道で具体的な数値が出てきたことが、評価されているようだ。なお、共同株式移転により新会社が上場するためITbook<3742>およびサムシングは9月26日に上場廃止となる予定だ。

■正興電機製作所 <6653>  1,146円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

24日、正興電機製作所 <6653> [東証2]が決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比77.7%増の4.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。電力部門の収益が急拡大したことが寄与。電力会社向け配電設備関連製品の販売が増加したほか、電力システム改革に対応した情報制御システムなどが堅調だった。上期計画の4.5億円をすでに7.8%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■医学生物学研究所 <4557>  2,280円  +220 円 (+10.7%) 一時ストップ高   本日終値

24日、医学生物学研究所 <4557> [JQ]が決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比82.8%減の1100万円に落ち込んだものの、続く19年3月期は前期比15倍の1億7000万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期は為替差損の計上や持分法投資損失の増加が利益を圧迫した。今期は臨床検査薬などの新製品による売上増加に加え、中国子会社の好調継続を見込む。また、経費抑制や製造合理化をさらに進め、利益率向上を目指す。

■JFEシステムズ <4832>  2,365円  +216 円 (+10.1%)  本日終値

JFEシステムズ<4832>が後場急上昇。午後2時ごろに発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高430億円(前期比6.7%増)、営業利益28億9000万円(同3.0%増)、純利益19億円(同55.3%増)と最終大幅増益を見込み、年間配当で前期比20円増の70円を予定していることが好感された。前期に続いて、製鉄所システムリフレッシュ関連が伸長する見通し。また、前期に計上した本社移転や首都圏オフィスの集約に関する特損が一巡することで、最終利益は大幅増益を見込んでいる。なお、18年3月期決算は、売上高402億8100万円(前の期比3.0%増)、営業利益28億600万円(同22.6%増)、純利益12億2300万円(同3.3%減)だった。

■VIX短先物 <1552>  15,390円  +1,050 円 (+7.3%)  本日終値

国際のETF VIX短期先物指数<1552>は続急伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。24日のNYダウは前日に比べ424ドル安と5日続落。決算発表を受けキャタピラーが急落したほか、ハイテク株も下落した。これに伴い、米VIX指数は同1.68(10.3%)ポイント高の18.02に急上昇した。こうしたなか、この日の国際VIX短期先物も連動高した。

■ぱど <4833>  764円  +48 円 (+6.7%)  本日終値

ぱど<4833>が急伸。ここ売り物薄のなか水準を切り上げてきたが、一気に人気が加速する格好となった。フリーペーパー大手でデジタル事業へのシフトも進めている。M&A戦略を駆使して加速的な業績成長を遂げているRIZAPグループ<2928>の傘下にあり、RIZAPが買収したサンケイリビング新聞社と合わせたフリーペーパー事業における規模の追求が、同社株を強く刺激する背景となっている。

■KIホールディングス <6747>  526円  +27 円 (+5.4%)  本日終値

照明・信号機大手のKIホールディングス <6747> [東証2] が大幅続伸。24日に発表した18年9月期上期(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比48.3%増の35.9億円に拡大し、従来予想の29億円を上回って着地したことが買い材料視された。公共事業向けの売り上げは減少する一方、原価低減の進展などで利益は計画を大幅に上回った。併せて、通期の同利益を従来予想の38億円→44億円に15.8%上方修正し、増益率が2.6%増→18.8%増に拡大する見通しとなった。下期は中国高速鉄道向けの売上増加を見込む。

■Tホライゾン <6629>  905円  +42 円 (+4.9%)  本日終値

テクノホライゾン・ホールディングス<6629>が全般軟調相場のなかも大口の買い注文を集め大幅高で3日続伸。同社は24日取引終了後、同社の連結子会社がモバイルペイメント対応マルチ決済端末「FP-1」において中国の電子決済サービス「アリペイ」に対応したことを発表、これを材料視する形で投機資金が流入した。アリペイは中国で約6億人のアクティブユーザーが利用するデジタル決済プラットフォームで、同社業績への貢献が期待される状況にある。

●ストップ高銘柄

パルマ <3461>  8,500円  +1,500 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

大和自動車交通 <9082>  1,798円  +300 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

DMP <3652>  6,200円  +1,000 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

AppBank <6177>  530円  +80 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

麻生フオームクリート <1730>  703円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

HEROZ <4382>  35,000円  -7,000 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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