昨日同様、東エレクの動きが日経平均の方向性を決める/オープニングコメント

市況
2018年4月27日 8時47分

27日の日本株市場は買い先行の展開となろう。26日の米国市場ではNYダウが238ドル高と大幅に上昇した。フェイスブックの好決算が材料視され、ハイテク株中心に買いが先行した。また、長期金利の上昇が一服したこともセンチメントの改善につながったようである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の22435円となり、足元でのリバウンドを試す格好になろう。

もっとも、フェイスブックの上昇は前日の時間外で織り込まれており、AMDが13%超の上昇等をみると、どちらかというと東エレク<8035>の決算インパクトが大きかったと考えられる。そのため、買い一巡後は昨日同様、東エレクの動きが日経平均の方向性を決めることになりそうである。

一方で、ファナック<6954>については今期見通しがコンセンサスを下回っており、ADRでは8%を超える下落となっており、これが日経平均の重石になるだろう。昨日は慎重姿勢から売られる格好だったが、織り込み済みからのアク抜けは期待しづらいところである。その他、決算では任天堂<7974>に関心が向かいそうだ。今期は弱めな印象だが、保守的との見方が優勢。また、ザラバ中に決算説明会を行う予定であり、これが刺激材料になる可能性がありそうだ。

とはいえ、大型連休に入ることから積極的な参加者も限られ、全体としてはインデックスに絡んだ商いで日経平均をけん引。個別では決算を手掛かりとした日替わり物色が続こう。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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