米国株見通し:ハイテクから資源・素材関連に買い広がる可能性

市況
2018年4月27日 17時47分

S&P500先物  2667.75(-6.75) (17:00現在)

ナスダック100先物  6741.50(+6.75) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小安い一方、ナスダック100先物は小高く推移している。NYダウ先物は65ドル安程度で推移。欧州市場は総じて小高く推移している。原油相場はやや弱含みでの推移となっている。こうした流れを受け、27日の米株式市場は売り買い交錯で始まるとみられる。

26日の引け後に発表されたアマゾン・ドット・コム、インテル、マイクロソフトの1-3月期決算は、通販事業・クラウド事業の好調やデータセンター向けの活況で、いずれも市場予想を上回る良好な内容だったため、本日もハイテク株に買いが先行しそうだ。また、寄り付き前に石油のエクソン・モービルと木材のウェアハウザーが、午前中には石油のシェブロンが決算発表を予定しており、いずれも好調な業績が確認される見通し。ハイテク株から石油などの資源・素材関連に買いが広がると予想される。原材料や燃料の価格高騰が売り材料となった建設機械のキャタピラーや空運などの輸送関連も下げ止まりに向かう可能性があるとみられる。ただ、長期金利の低下で金融株は引き続き軟調な動きとなりそうだ。

経済指標では1-3月の実質国内総生産(GDP)統計が発表される。寒波の影響で消費が下振れ、1-3月の経済成長率は予想以上に減速した可能性があり、長期金利の低下が促されるとみられる。

《KK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.