今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向が手掛かり材料に

通貨
2018年5月1日 8時37分

4月30日のドル・円相場は、東京市場では109円02銭から109円26銭まで反発。欧米市場でドルは109円45銭まで買われた後、一時109円09銭まで反落したが、109円33銭で取引を終えた。

本日5月1日のドル・円は、109円台前半で推移か。米長期金利の低下などを背景にドル・円は109円台前半で小動きに推移している。海外の多くがメーデーで休場となり閑散商いの中、日経平均株価の動向をながめ、109円台前半で底堅く推移する展開が予想される。

米株式市場の下落や米長期金利の小幅な低下を背景にドル売り・円買いが強まっている。また、イスラエルのネタニヤフ首相はイランの核開発の秘密計画に関する資料を保有していることを明らかにするなど地政学的リスクの高まりも意識されているもよう。ただ、米ホワイトハウスは4月30日、貿易摩擦の解消に向けた中国との協議を5月3日から行うことを発表した。市場参加者の間では米中貿易摩擦解消への期待感が広がっており、ドルを下支えしている。

目先的には日本時間1日夜に発表される4月の米ISM製造業景況指数や1-2日の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが強まっているが、日経平均株価が下げ渋った場合、ドル・円は109円台前半で底堅い動きとなる可能性が高い。

《CS》

提供:フィスコ

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