今日の為替市場ポイント:日経平均株価の堅調推移で110円台に上昇も

通貨
2018年5月2日 8時42分

1日のドル・円相場は、東京市場では109円24銭から109円48銭まで上昇。欧米市場でドルは109円89銭まで買われており、109円87銭で取引を終えた。

本日2日のドル・円は、主に109円台後半で推移か。米長期金利の小幅な上昇などを背景にドル買い・円売りが活発化している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控えて様子見ムードが広がる中、日経平均株価が堅調に推移した場合は110円台に上昇する展開か。

米長期金利の小幅な上昇を背景にドル高・円安地合いが加速している。また、対ドルでユーロやポンドが下落し、これにつれてドル買い・円売りの動きも強まっている。さらに、5月3日から行われる米国と中国の貿易摩擦解消に向けた協議への期待感やイラン核開発をめぐる地政学的リスクが緩和したこともドル相場の支援材料となっている。国際原子力機関(IAEA)が1日、イラン核開発の兆候は見られないと、前日の核開発を再開できる状態を保っていると主張するイスラエルと反した声明を発表している。

なお、今回のFOMC会合では政策金利の現状維持が決まる見込みだが、FOMC声明で6月の追加利上げや今後の利上げペースに関するヒントが提示されるかどうか注目が集まっている。市場関係者の多くはタカ派的な声明内容になると想定しているが、利上げペース加速を示唆する文言が含まれていなかった場合、ドル売りが一時的に強まる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

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