NY株式:NYダウは5ドル高、貿易摩擦を巡る米中交渉を注視

市況
2018年5月4日 7時00分

3日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は5.17ドル高の23930.15、ナスダックは12.75ポイント安の7088.15で取引を終了した。主要企業決算や昨日のFOMC発表を受けた利上げ観測の拡大が嫌気され、売りが先行。複数の米政権高官が貿易摩擦問題について中国との交渉に入る中、米国防総省が軍関係者向けの中国製通信機器の販売を禁止し、先行き不透明感から軟調推移となったものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、商業・専門サービスや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや保険が下落した。

ヘルスケアサービスのカーディナル・ヘルス(CAH)は、通期の利益見通しを引き下げ、20%超の急落。フィットネス関連機器のフィットビット(FIT)も弱気な業績見通しが嫌気され大幅下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、予想を上回る決算を発表したものの、電話会議でイーロン・マスクCEOが複数のアナリストの質問を拒否した事が嫌気され軟調推移。一方で、食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、決算内容が予想を上振れ上昇した。

明日の雇用統計では、非農業雇用者数が19.2万人増、失業率は4.0%増が予想されている。予想を上回る内容となれば、年内の追加利上げ見通しに影響を与えそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.