米国株見通し:米中交渉いったん織り込み底堅い

市況
2018年5月4日 17時47分

S&P500先物  2626.00(-5.75) (17:00現在)

ナスダック100先物  6645.25(-19.25) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小安く推移している。NYダウ先物は60ドル安程度で推移。欧州市場は総じて小高く推移している。原油相場は小安い推移となっている。こうした流れを受け、4日の米株式市場はやや売り先行で始まるとみられる。

3日から北京で始まった貿易摩擦の問題を巡る米中両政府の交渉に警戒感が強く、同日の米株式市場は揺れ動いた。4日朝、ムニューシン米財務長官は良い対話をできているとした。しかし、米中とも通商協議の進捗状況や成果を公開していないため、市場では交渉の難航が警戒されており、それが現時点でのグローベックス米株式先物市場が小安くなっている背景にあるとみられる。ただ、米中貿易交渉に対する警戒感は3日の一時的な相場急落で取り敢えず織り込まれ、4日の米株式市場は底堅い展開が予想される。

本日は4月の雇用統計が発表される。3月の非農業部門雇用者数が前月比+10.3万人と増加ペースを急減速させたため、4月は同+19.2万人と反動増が予想されており、これを大きく上回る可能性もある。強めの数字ほど米国経済への安心感が強まり、市場で歓迎されるとみられる。その一方、4月の平均時給は前月比+0.2%と3月の同+0.3%から低下が予想されており、米長期金利の低下を促す材料となりそうだ。

《KK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.