明日注目すべき【好決算】銘柄 ハウスドゥ、Tワークス、JIA (2日大引け後 発表分)
2日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ハウスドゥ <3457> ★今期経常最高益予想を36%上乗せ、配当も12円増額
◆18年6月期第3四半期累計(17年7月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比47.2%増の11.9億円に拡大して着地。住宅ローンの低金利が続くなか、不動産売買事業で販売用不動産の売却が順調に進んだことが寄与。ハウス・リースバック事業で不動産ファンドへ物件を売却したことも収益を押し上げた。また、フランチャイズ事業や不動産金融事業の伸長なども大幅増益に貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の14億円→19億円に35.7%上方修正。増益率が26.9%増→72.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
併せて、期末一括配当を従来計画の27円→39円(前期は20円)に大幅増額修正した。
同時に、中期経営計画で掲げた19年6月期の経常利益目標を17億円→30億円に引き上げると発表した。
Tワークス <3997> [JQ] ★1-3月期(1Q)経常は4.3億円・通期計画を超過
◆18年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は4.3億円で着地。証券システム事業で前期に受注した利益率の高いシステム開発大型案件を納品したことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画の3.7億円をすでに15.4%も上回っており、業績上振れが期待される。
ヤマシナ <5955> [東証2] ★前期最終を一転32%増益に上方修正
◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の3.2億円→5.8億円に81.3%上方修正。従来の27.4%減益予想から一転して31.5%増益見通しとなった。繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が減少したことが主因。グループ会社で生産効率の向上やコスト削減の徹底を継続したことも上振れに貢献した。
JIA <7172> [東証M] ★上期経常を46%上方修正
◆18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の16.5億円に急拡大して着地。主力のオペレーティング・リース事業で航空機とコンテナ部門の組成が順調に進む中、投資家からの旺盛な需要を背景に、出資金の販売が大きく伸びたことが寄与。
業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の24億円→35億円に45.8%上方修正。増益率が52.2%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。
カーメイト <7297> [JQ] ★前期経常を55%上方修正
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の8.3億円→12.8億円に54.9%上方修正。増益率が2.3倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。円高による仕入れ原価の改善に加え、販管費が想定を下回ったことが利益を押し上げた。販売面では360度ドライブアクションレコーダーやタイヤ滑止が好調だった一方、チャイルドシートや純正用品、自転車関連商品などは計画未達だった。
予想PERが17.7倍→11.6倍に急低下し、割安感が強まった。
株探ニュース