明日の株式相場見通し=円安支えで日経平均は堅調、決算内容評価し個別物色に広がり

市況
2018年5月7日 17時44分

あす(8日)の東京株式市場は、外国為替相場の円安・ドル高傾向にも支えられるかたちで、日経平均株価は堅調な推移となりそうだ。あすから、取引時間中の決算発表も社数が増加するため個別銘柄物色に一段と拍車が掛かりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で円相場が、一時1ドル=108円70銭台へと、4連休前の水準に比べて1円程度も円高・ドル安が進行したにも関わらず、日経平均の下落幅は最大でも120円程度と軽微にとどまり、後場に入って為替が円安・ドル高方向に反転すると、日経平均は下落幅を急速に縮小した。きょうは、東証株価指数(TOPIX)など多くの株価指数が前営業日比プラス圏で引けた。決算発表や業績見通しをプラス評価しようという姿勢が目立っている」との見方が出ていた。

7日の東京株式市場は、寄り付きこそ日経平均が高く始まったものの、その後はすぐに下落に転じ水準を切り下げる展開となった。前場後半を境に戻り足をみせたが、結局小幅続落で引けた。日経平均株価終値は、前営業日比5円62銭安の2万2467円16銭と小幅続落した。

日程面では、3月の家計調査、4月の輸入車販売台数、4月の車名別新車販売台数に注目。海外では、中国4月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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