<動意株・9日>(前引け)=市光工、デジタルアーツ、冶金工

材料
2018年5月9日 11時41分

市光工業<7244>=急反騰し、上場来高値を更新。同社は8日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を1330億円から1350億円(前期比43.5%増)へ、営業利益を73億円から84億円(同2.1倍)へ、純利益を61億円から73億円(同92.5%増)へ上方修正したことが好感されている。足もとで新規立ち上げ製品や、LEDランプ、カメラモニターシステムなど高付加価値製品の販売が堅調に推移し、国内の売上高が増加していることが業績を押し上げる。これに加えて、ASEAN子会社の業績回復や持ち分法による投資利益などで一過性の利益を計上し、第1四半期業績が計画を上回ったことにより上方修正したという。

デジタルアーツ<2326>=ストップ高で年初来高値を更新。同社は8日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを25億円(前期比31.4%増)としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の36円としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は58億円(同13.3%増)を見込んでいる。昨年9月に発売した新製品の販売を強化するほか、クラウドサービスを5月に開始し同分野での成長を見込んでいる。

日本冶金工業<5480>=大幅高。同社は8日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は1420億円(前期比19.2%増)、営業利益は84億円(同2倍)、最終利益は55億円(同20.2%増)を見込んでいる。ステンレス特殊鋼業界については、ニッケル・クロムなど原材料や副資材・エネルギーの価格上昇などコスト増要因が懸念されるものの、国内外での緩やかな経済成長を背景とした需要増が続くと想定される。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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