DLE、ブロックチェーン企業・ブロックパンクと資本業務提携を発表【フィスコ・仮想通貨コラム】

通貨
2018年5月9日 16時57分

「秘密結社鷹の爪」等キャラクタービジネスを展開するディー・エル・イー<3686>は、ブロックチェーン技術による分散型エンタテインメント・エコシステムを開発中のシンガポールのブロックパンク社と資本業務提携することを8日付で発表した。同社の子会社であるDLEキャピタルはブロックパンクに出資し、ブロックチェーン技術を活用したアニメ作品を共同開発する。

ディー・エル・イーとブロックパンクは、著名なクリエイター等が作成したオリジナルのキャラクターデザインやアートを、同社が運営する「CryptoAnime」上で、「Crypto art」として販売する。販売した作品のうち、人気の高い作品については、ICO(仮想通貨による資金調達)により、新規のアニメシリーズや映画等を制作し、ファンとダイレクトにつながることができる「Peer to Peer」ブロックチェーン上で配信するといったオリジナルコンテンツの制作を計画しているという。

これを受け、8日の同社の株価は後場に一段高となった。資本業務提携が好材料視され、投資家の買いが入ったとみられる。

最近低調気味であった仮想通貨市場は、徐々に回復しつつある。仮想通貨関連銘柄への注目も高まっており、7日にはネット証券大手のマネックスグループ<8698>の株価が一時、約10年ぶりに700円を超えた。マネックスグループの株価は、一部報道機関がコインチェックを子会社化すると報道した4月3日以降、急騰している。

この他の仮想通貨関連銘柄には、「GMOコイン」を運営するGMOフィナンシャルホールディングス<7177>、仮想通貨取引所「BITPoint」を運営しマイニング事業も手がけるリミックスポイント<3825>、「フィスコ仮想通貨取引所」を運営するフィスコ<3807>、仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」を運営するトレイダーズ・ホールディングス<8704>などがある。

仮想通貨交換業者登録の審査厳格化などが進めば、仮想通貨に対する信頼度の高まりからこうした銘柄の上昇が期待される。

《HH》

提供:フィスコ

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