話題株ピックアップ【夕刊】(2):平和、UT、Fスターズ

注目
2018年5月11日 15時24分

■平和 <6412>  2,461円  +275 円 (+12.6%)  本日終値

パチンコ機大手の平和 <6412> が急反騰し、年初来高値を更新した。10日に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比63.2%減の131億円に落ち込んだものの、続く19年3月期は前期比2.0倍の263億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料視された。今期は遊技機事業の営業利益が前期の71.4億円から193億円に急回復する見通しだ。パチンコ機の販売台数は前期比1.7万台増の13.5万台、パチスロ機は同2.9万台増の5万台と大幅に増加する計画。パチンコ機、パチスロ機ともに上期に2つの新規タイトルを投入する。

■UTグループ <2146>  3,490円  +385 円 (+12.4%)  本日終値

UTグループ <2146> [JQ]が急伸。10日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比56.3%増の52.2億円で着地。続く19年3月期も前期比32.1%増の69億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も人手不足が続くなか、製造業向け人材派遣の好調が続く。正社員転籍型請負の受注獲得に注力するほか、海外人材の紹介・管理代行など新分野の開拓を進める方針だ。併せて、41万5000株(10億6100万円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ヨロズ <7294>  2,064円  +220 円 (+11.9%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は12%増益、前期配当を23円増額・今期も59円継続へ」が好感された。ヨロズ <7294> が5月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比9.8%減の56.4億円になったが、19年3月期は前期比11.5%増の63億円に拡大する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を36円→59円(前の期は58円)に増額し、今期も59円を継続する方針とした。

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■フィックスターズ <3687>  1,530円  +154 円 (+11.2%)  本日終値

フィックスターズ<3687>が急騰。同社は金融機関や半導体メーカー向けなどを中心に顧客のシステムを高速化させるソフトを開発しているが、業績は好調に推移している。10日取引終了後に18年9月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を46億円から50億円(前期比12.3%増)へ、営業利益を8億8000万円から10億円(同19.7%増)へ、最終利益を5億9000万円から7億2000万円(同29.1%増)へそれぞれ増額しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。自動運転関連分野のアルゴリズム開発や高速化、FA向け組み込みソフト、ディープラーニング分野、半導体メーカー向けなどが好調で会社側の想定を上回る見通し。

■USENHD <9418>  1,035円  +104 円 (+11.2%) 一時ストップ高   本日終値

10日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。USEN-NEXT HOLDINGS <9418> が5月10日大引け後(16:00)に決算を発表。18年8月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は20.5億円の黒字(前年同期は5.3億円の赤字)に浮上し、通期計画の45億円に対する進捗率は45.6%となった。

⇒⇒USENHDの詳しい業績推移表を見る

■TIS <3626>  4,865円  +465 円 (+10.6%) 一時ストップ高   本日終値

TIS <3626> が急騰し年初来高値を更新した。株価は一時ストップ高まで上昇する場面もあった。同社は10日大引け後に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比21.1%増の327億円で着地。続く19年3月期も前期比8.2%増の355億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期はクレジットカード系大型開発案件の寄与や、不採算案件の抑制効果などで金融ITサービスの収益が急拡大した。今期はサービスITと産業ITを中心に顧客のIT投資ニーズを取り込み、8期連続の増収増益を目指す。併せて、今期の年間配当は前期比20円増の60円に増配する方針とした。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.4%にあたる120万株(金額で42億1000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ココカラファイン <3098>  8,530円  +810 円 (+10.5%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期連続最高益、3円増配へ」が好感された。ココカラファイン <3098> が5月10日大引け後(15:05)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比28.1%増の160億円になり、19年3月期も前期比6.1%増の170億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収になる。

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■SANKYO <6417>  4,230円  +360 円 (+9.3%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は15%増益へ」が好感された。SANKYO <6417> が5月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比3.0倍の113億円に急拡大し、19年3月期も前期比14.9%増の130億円に伸びる見通しとなった。

⇒⇒SANKYOの詳しい業績推移表を見る

■藤森工業 <7917>  3,960円  +320 円 (+8.8%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は2%増益へ」が好感された。藤森工業 <7917> が5月10日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の87.6億円になり、19年3月期も前期比1.6%増の89億円に伸びる見通しとなった。9期連続増収になる。

⇒⇒藤森工業の詳しい業績推移表を見る

■立花エレテック <8159>  2,216円  +171 円 (+8.4%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は1%増で2期連続最高益、4円増配へ」が好感された。立花エレテック <8159> が5月10日大引け後(15:40)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比23.7%増の66億円になり、19年3月期も前期比1.4%増の67億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

⇒⇒立花エレテックの詳しい業績推移表を見る

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