冨士ダイス---18年3月期増収増益、各製品が順調に推移

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2018年5月14日 9時35分

冨士ダイス<6167>は10日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.1%増の179.90億円、営業利益が同26.2%増の14.65億円、経常利益が同23.3%増の14.73億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.0%増の9.32億円となった。

超硬製工具類では、海外向けの溝付きロールや混錬工具、国内向けの冷間フォーミングロールや超高圧発生用工具の販売が引き続き堅調に推移し、売上高は前年同期比7.9%増の48.81億円となった。

超硬製金型類では、自動車部品生産用金型の販売が好調を維持したことに加え、自動車分野において新規案件の獲得も順調に進んだことにより、売上高は同2.4%増の41.99億円となった。

その他の超硬製品では、スマートフォン部品生産用や自動車部品生産用の超硬金型素材の販売が堅調に推移したことに加え、半導体生産用の超硬金型素材や半導体製造装置用部品の販売も増加し、売上高は同7.3%増の39.70億円となった。

超硬以外の製品では、引抜鋼管の販売が大幅に増加したことに加え、鋼製およびセラミックス製の自動車部品生産用金型等の販売も堅調に推移し、売上高は同14.2%増の49.39億円となった。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比1.7%増の183.00億円、営業利益が同11.3%減の13.00億円、経常利益が同2.9%減の14.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増の9.60億円としている。同社グループは19年3月期からの3ヵ年を対象期間とした中期経営計画を策定し、企業価値の向上に向けて、成長力・収益力の強化、顧客ニーズの変化への柔軟な対応、海外展開の加速、新製品開発、新技術開発の重点施策を実施するとしている。なお、18年3月期の期末配当予想については、1株当たり22.00円から23.00円に増配することを発表した。

《MH》

提供:フィスコ

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