電子材料が急騰で10年ぶりの4ケタ大台突破、18年3月期営業利益4.6倍で今期も8割増益見通し
日本電子材料<6855>が急騰、一時132円高で1010円まで買われた。同社株が4ケタ大台に乗せたのはリーマン・ショック前の2008年1月以来で約10年4カ月ぶりとなる。半導体検査器具(プローブカード)の専業大手だが、メモリーIC向けが好調で業績は急成長トレンドにある。11日取引終了後、19年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は152億円(前期比5.5%増)、営業利益は9億3000万円(同80.8%増)、最終利益は8億7000万円(同2.8倍)を見込んでいる。
また、18年3月期連結決算は売上高144億500万円(前の期比15.3%増)、営業利益5億1400万円(同4.6倍)、最終利益3億700万円(同3.9倍)だった。メモリーIC向けではNAND型フラッシュメモリー向けの拡販が進んだほか、DRAMやロジック向けも好調だった。これを評価される格好で大量の買いが流入している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)