ハピネット---18年3月期は2ケタ増収・大幅な増益、ビデオゲーム事業、映像音楽事業が業績に貢献

材料
2018年5月15日 8時30分

ハピネット<7552>は11日、2018年3月連結決算を発表した。売上高が前期比13.5%増の1,976.07億円、営業利益が同30.0%増の48.06億円、経常利益が同35.1%増の47.01億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同97.6%増の40.31億円となった。

玩具事業の売上高は前期比3.2%減の714.03億円、セグメント利益は同19.0%減の24.67億円となった。バンダイの「仮面ライダービルド」や「HUGっと!プリキュア」などの一部商材は好調に推移したが、最大の商戦期の年末商戦において、ビデオゲームの好調が玩具に影響し、売上高、利益面ともに前期を下回った。

映像音楽事業の売上高は同21.7%増の424.66億円、セグメント利益は同110.9%増の8.82億円となった。株式会社星光堂の音楽映像パッケージの卸売に関して有する権利義務の一部を会社分割により承継したことや、映画「君の名は。」や自社作品である映画「キセキ?あの日のソビト?」などのパッケージが好調に推移し、売上高、利益面ともに前期を上回った。

ビデオゲーム事業の売上高は同40.9%増の631.07億円、セグメント利益は同207.0%増の11.80億円となった。17年3月に発売された「Nintendo Switch」のハード及び「スプラトゥーン2」や「スーパーマリオオデッセイ」などの関連ソフトが大ヒットしたことや、「PlayStation4」のソフト「モンスターハンター:ワールド」などが好調に推移したことにより、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回った。

アミューズメント事業の売上高は同0.1%減の206.30億円、セグメント利益は同31.0%増の16.78億円となった。カードゲーム商材は低調に推移したが、カプセル玩具は高速道路のサービスエリアや駅構内、大型ショッピングモールなどの優良ロケーションを獲得したことに加え、仮面ライダー関連商品などが好調に推移し、売上高は前期とほぼ横ばいとなった。利益面においては、オペレーションの効率化や、ロケーションの見直しなどを図ったことにより前期を上回った。

2019年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比16.4%増の2,300.00億円、営業利益が同4.0%増の50.00億円、経常利益が同2.1%増の48.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%減の32.00億円としている。

《NB》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.