明日の株式相場見通し=手掛かり材料難で買い控え、1-3月期GDP速報値を注視

市況
2018年5月15日 17時05分

あす(16日)の東京株式市場は、寄り付き前に内閣府が発表する1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値の内容に左右される可能性がある。市場では、“9四半期ぶりのマイナス成長”との見方も出ており、結果次第で波乱展開も予想される。また、決算発表一巡による手掛かり材料難で買い手控え姿勢が強まりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、後場に入って外国為替市場で円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均はジリジリと下落幅を広げる推移となった。好業績見通しを手掛かり材料に、きのうまで全体相場のリード役を果たしてきた主力銘柄のいくつかが、利益確定売りで反落に転じた。全体相場は、3月下旬以降ほぼ一本調子で上昇してきただけに、決算発表一巡をきっかけに一服場面となる可能性もある」との見方が出ていた。

15日の東京株式市場は、上昇が続く米株市場に追随して高く始まったものの、買いが続かず日経平均株価は徐々に軟化する展開となった。日経平均株価終値は、前日比47円84銭安の2万2818円02銭と4日ぶり反落した。

日程面では、1~3月期の国内総生産(GDP)速報値に注目。海外では、米4月の住宅着工・完工件数、米4月の鉱工業生産・設備稼働率、中国4月の主要70都市新築住宅価格動向、5月の国際エネルギー機関(IEA)石油市場月報が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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