前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年5月16日 5時20分

■PCデポ <7618>  599円 (-111円、-15.6%)

東証1部の下落率2位。ピーシーデポコーポレーション <7618> が続急落。14日大引け後(16:00)に決算を発表。「今期経常は19%減益へ」が嫌気された。18年3月期の連結経常利益は前の期比11.2%減の30.7億円になり、19年3月期も前期比18.8%減の25億円に減る見通しとなった。3期連続減収、減益になる。同時に発表した「4月全店売上高は6.7%減」も売り材料。

■ユナイテッド <2497>  3,670円 (-645円、-15.0%)

ユナイテッド <2497> [東証M]が急反落。14日の取引終了後、フリマアプリ大手メルカリ <4385> [東証M]のIPOで450万株を売り出すと発表したが、材料出尽くし感から売りが優勢となった。売り出しによってキャピタルゲインを得ることで、経営資源の配分の柔軟性を高めるのが狙いという。なお、売却後の所有株数は1050万株(議決権保有割合7.7%)となる。

■MDV <3902>  1,377円 (-232円、-14.4%)

東証1部の下落率3位。メディカル・データ・ビジョン <3902> が4日ぶり急反落。14日の取引終了後に発表した第1四半期(1-3月)連結決算が、売上高7億300万円(前年同期比9.1%増)、営業損益3100万円の赤字(前年同期6400万円の黒字)、最終損益5100万円の赤字(同4600万円の黒字)となり、営業赤字に転落したことが嫌気された。製薬会社向けに、自社が保有する大規模診療データベースを用いた調査・分析サービスなどの売り上げが順調に推移し、売上高は増収を確保したものの、人員増加や本社増床による地代家賃の増加などがあり、赤字転落を余儀なくされた。なお、18年12月期通期業績予想は、売上高47億円(前期比45.7%増)、営業利益7億9900万円(同40.5%増)、最終利益4億9100万円(同38.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■パイオニア <6773>  162円 (-16円、-9.0%)

東証1部の下落率10位。パイオニア <6773> が急反落。14日大引け後(15:00)に決算を発表。「今期営業は赤字転落へ」が嫌気された。18年3月期の連結営業利益は前の期比71.3%減の11.9億円に落ち込み、19年3月期の同損益は50億円の赤字に転落する見通しとなった。

■グリコ <2206>  5,410円 (-530円、-8.9%)

江崎グリコ <2206> が3日ぶり急反落。14日大引け後(15:00)に決算を発表。「今期経常は10%減益、前期配当を10円増額・今期は5円増配へ」が嫌気された。18年3月期の連結経常利益は前の期比16.6%減の219億円になり、19年3月期も前期比9.5%減の199億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を40円→50円(前の期は50円)に増額し、今期も前期比5円増の55円に増配する方針とした。

※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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