洋缶HDが急反騰、今期経常20%増益見通しと自社株取得・消却を好感

材料
2018年5月16日 9時47分

東洋製罐グループホールディングス <5901> が急反騰。15日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比19.0%減の292億円になったものの、続く19年3月期は前期比19.7%増の350億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。

今期は包装容器関連機械設備や機能材料・電子部品向け鋼板の販売が増加する見通し。グループ全体でのコスト削減効果や減価償却費の減少なども業績回復に貢献する。

併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の8.9%にあたる1800万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。また、発行済み株式数の6.8%にあたる1491万2905株を6月27日付で消却する方針を示しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

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