東京株式(大引け)=100円安、GDP9四半期ぶりマイナスで利食い優勢

市況
2018年5月16日 15時38分

16日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経平均株価は後場寄りに下げ渋ったものの戻し切れず、後半売り直される形となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比100円79銭安の2万2717円23銭と続落。東証1部の売買高概算は16億2672万株、売買代金概算は2兆6028億2000万円。値上がり銘柄数は890、対して値下がり銘柄数は1120、変わらずは73銘柄だった。

きょうの東京市場は、利益確定売り圧力に押される展開となった。前日の米国株市場でNYダウが9日ぶりに大幅に下落、米長期金利の上昇が嫌気されており、東京市場でもこのリスク回避の流れが波及した。外国為替市場では1ドル=110円台前半のドル高・円安方向に振れたが反応は限定的。きょう寄り前に発表された1~3月のGDPが9四半期ぶりのマイナスで市場コンセンサスを下回ったことも、買い手控えムードを強める背景となった。後場寄りに先物を絡めて大口の買いが入り、日経平均はいったん戻り足をみせたものの買いは続かず、中国や香港などアジア株安も影響して後半は売り直される展開に。業種別には医薬品や保険、サービスなどが堅調だった一方で、鉱業や情報通信などが軟調だった。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。ブイ・テクノロジー<7717>も大きく下げた。ノーリツ鋼機<7744>が一時ストップ安となり、旭ダイヤモンド工業<6140>も急落した。トリドールホールディングス<3397>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>などの下げも目立った。三浦工業<6005>も安い。

半面、トヨタ自動車<7203>が堅調、リクルートホールディングス<6098>が物色人気。SBIホールディングス<8473>も高い。宮越ホールディングス<6620>が急騰、日新製鋼<5413>、関東電化工業<4047>も値を飛ばした。エムアップ<3661>、東洋製缶グループホールディングス<5901>が大幅高となったほか、GMOインターネット<9449>、ヤマシンフィルタ<6240>なども大きく買われた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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