【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、米株高と円安でリスク選好の動き再燃 (5月17日)

市況
2018年5月17日 16時24分

日経平均株価

始値  22820.62

高値  22887.03(14:41)

安値  22799.16(10:57)

大引け 22838.37(前日比 +121.14 、 +0.53% )

売買高  14億7347万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆3870億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反発、米株高と円安を背景にリスクを取る動きが再燃

2.米長期金利の上昇顕著でドル買い誘発、1ドル=110円台前半の円安を好感

3.寄り前発表の機械受注は市場予測を下回るも影響は限定的、主力輸出株が堅調

4.日経平均2万3000円接近場面では売り圧力が意識され、引け際に伸び悩む

5.買い優勢も狭いレンジでの株価推移に終始、売買代金は7日以来の低水準

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは62ドル高と反発した。ナイキ、ディズニー、ウォルマートなど消費関連株が買われ指数を押し上げた。

東京市場では終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は引け間際に伸び悩んだものの前日の下げ分を上回る上げ幅で着地した。

17日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数がいずれも反発に転じたことを受けリスクを取る動きが再燃した。米国では10年債利回りが一時3.10%をつけるなど上昇基調を強めており、これを受け外国為替市場ではドル買いが進み、1ドル=110円台前半で推移する円安を横目に主力株に買いが入りやすい環境となった。寄り前発表の3月の機械受注は市場コンセンサスを下回ったが、全般への影響は限られた。輸出セクターには海外投資家とみられる買いが観測され、全体相場を支えた。ただ、日経平均が2万3000円台に接近すると売り圧力が強まる展開は変わらず、2万2800円台での推移に終始した。東証1部の売買代金は2兆3000億円台と今月7日以来の水準にとどまっている。

個別では、売買代金トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、任天堂<7974>も上昇した。SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>などが買い優勢、ソニー<6758>も物色人気となった。レノバ<9519>が活況高、GMOインターネット<9449>も商いを伴い上値を追った。オカダアイヨン<6294>、ユニデンホールディングス<6815>が値を飛ばし、リョービ<5851>、日本化学工業<4092>なども人気を集めている。

半面、NTT<9432>が売りに押され、三井不動産<8801>も冴えない。スタートトゥデイ<3092>が値を下げ、パーソルホールディングス<2181>は大幅安となった。物語コーポレーション<3097>が急落したほか、ペッパーフードサービス<3053>、日東工業<6651>も大きく下げた。ラウンドワン<4680>、プリマハム<2281>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、エーザイ <4523> 、第一三共 <4568> 、東エレク <8035> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はKDDI <9433> 、NTTデータ <9613> 、セコム <9735> 、ファナック <6954> 、住友不 <8830> 。押し下げ効果は約13円。

東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)石油石炭製品、(3)ガラス土石製品、(4)非鉄金属、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)倉庫運輸関連、(3)小売業、(4)空運業、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証M]

子会社がヘルスケア向けAIの本格提供開始。

△リニカル <2183>

今期経常9%増益を引き続き好感。

△ドーン <2303> [JQ]

18年5月期期末一括配当を1円50銭増額へ。

△日本和装 <2499> [東証2]

博多織で内閣総理大臣賞を受賞。

△コメ兵 <2780> [東証2]

いちよし証券が「A(買い)」に格上げ。

△ハウスドゥ <3457>

IT導入補助金に「レントドゥ!WEBシステム」などが追加認定。

△リミックス <3825> [東証2]

今期大幅増益予想を引き続き好感。

△ALBERT <3906> [東証M]

トヨタ <7203> と業務・資本提携を引き続き材料視。

△オーケストラ <6533> [東証M]

1-3月期(1Q)経常は17%増益で着地を改めて好感。

△アイネス <9742>

三菱総研 <3636> と資本業務提携。

▼シダックス <4837> [JQ]

前期経常を一転赤字に下方修正。

▼ゆうちょ銀 <7182>

大和証券がレーティングを「3(中立)」へ引き下げ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)UMCエレ <6615> 、(2)オカアイヨン <6294> 、(3)レノバ <9519> 、(4)DIT <3916> 、(5)マイネット <3928> 、(6)ユニデンHD <6815> 、(7)リョービ <5851> 、(8)エボラブルA <6191> 、(9)ハウスドゥ <3457> 、(10)アイダ <6118>

値下がり率上位10傑は(1)物語コーポ <3097> 、(2)パーソルHD <2181> 、(3)ペッパー <3053> 、(4)日東工 <6651> 、(5)帝国電 <6333> 、(6)ケーヒン <7251> 、(7)ベル24HD <6183> 、(8)エイベックス <7860> 、(9)ツツミ <7937> 、(10)EPS <4282>

【大引け】

日経平均は前日比121.14円(0.53%)高の2万2838.37円。TOPIXは前日比8.02(0.45%)高の1808.37。出来高は概算で14億7347万株。東証1部の値上がり銘柄数は1146、値下がり銘柄数は840となった。日経ジャスダック平均は3940.01円(15.21円高)。

[2018年5月17日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.